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49.エピローグ
事件は解決した。
店長は犯行を認め、事件はひとまず、無事に終わった。
後日、上司からその後の処理について説明を受けた。
パンクさせられた寮の車については、
寮長が懇意にしている整備工場へ連絡し、
現場まで来てもらって修理してもらっている。
最も、犯人の店長が言った通り、パンク自体は
1つ5分もあれば直るレベルの物だった為、
一台ごとの修理代は大した額ではなかったが
全員分となると、それなりの額になる。
「修理代、ちゃんと払うんですかね」
私は思わず口にした。
店長の態度を思い出したからだ。
『被害なんて出てないだろうが』
そう言い放った男が、素直に賠償するとは思えなかった。
もっとも、それは刑事事件ではなく民事の話だ。
私は寮へ戻ると、被害に遭った住人達へ状況を説明した。
すると、寮長が腕を組んで言った。
「そこは私に任せなさい」
「え?」
「この手の事件に強い弁護士を知ってるから」
妙に頼もしい返事だった。
その横で、白奈がこっそり耳打ちしてくる。
「ねぇ」
「何?」
「寮長って何者なの?」
私も少し考えた。
そして結論を出す。
「……さぁ?」
本当に、何者なのだろう。




