表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
殺人の救世主  作者: おじさん
とある殺人鬼と少女の話
25/102

1-24

※陽視点


あの餓鬼…夏生を怒らせやがったな…?


絶対に許さん…絶対に許さんぞ…!!


と、冗談はさておきやらなきゃいけないことが出来てしまったな。


「夏生ー。そろそろ、飯にしよう。腹減っただろ?」


泊めてもらえるだけじゃなくて、なんと飯まで用意してもらえるとは…。


嬉しいが、申し訳ないとも思ってしまう。


「ん。…お腹、減った…」


外をずっと眺めていた夏生は俺の元へと小走りでやってくる。


あの餓鬼と一悶着あった後、俺達は村長さんの家で休ませてもらっている。


勘太郎…って言ったっけか。あれは相当滅入ってるな。


親を余所者に殺されたら、そりゃ俺達のことなんて信じられんわ。


「何見てたんだ? もう外真っ暗だろ」


「…空で、沢山光ってるもの見てたの。昨日から気になってた。あれは、何?」


空で光ってるもの…あぁ、星のことか。


この辺りは空気も綺麗だし、夜空に輝く星は相当美しいんだろうな。


「それは『星』っていうんだ。綺麗だろ?」


「うん。…夜は嫌いだったけど、こんなに綺麗なものが、あったんだ…ね」


「…ん? もしかして今まで夜空見たことなかったのか?」


夏生は無言で頷く。それがさも『当たり前』であったかのように。


うん、予想は当たってたらしい。


…あー、本当にやってられん。


「まぁ、取り敢えず飯食おう。久々のまともな飯だから楽しみだ」


これ以上言及するのは避けたかった。


夏生もきっと、触れられたくないものだと思うから。


「ご飯…。…美味しそうな、匂い…」


またちょっぴり嬉しそうな顔をする。


本当に可愛いなぁ。なんか全部どうでもよくなってくるわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ