表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い空に終焉を  作者: 朝倉春彦
7.3日目2時~6時:闇を行く者の末路

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/78

3日目02:59:46/日向小中学校/佐藤清志

「遅かったか」


俺は小中学校の教室の扉を開けてそうつぶやいた。

中にはセーラー服を着た異形がいたので、サッサと撃ち殺す。

中に入ってみると、空薬莢が数個転がっていた。

ここに平元の従妹・・・前田千尋がいたのは間違いない。


津波が来る前、この学校のグラウンドで、銃を向ける彼女と平元を見ていたが・・・

結局撃たずに、そして何故かこちらに気付くと撃ってきた。


裏切ったのだ。

結局平元討伐は女にはできぬ仕事だったというわけだ。


俺は始末する人間を1人増やし、とりあえず奴らの居た学校に乗り込んだ。

北原という男が一緒だったが、どこかに消えていた・・・どうせ大した問題ではない。


俺は教室内の薬莢をいくつか転がすと、教室を出る。

目をつぶって、周囲の視線を辿ると、どうやら異形たちがこの学校周辺に集結しだしている。

俺は銃構えなおすと、学校の裏口を目指す。


今奴らの相手をしている暇はないのだ。


俺は小走りで階段を降り、裏口の扉に手をかけた。

だが、扉を開くことはできず、何者かに肩をつかまれて引きずられる。

振り返ると、遠く・・廊下の奥に何人かの異形が見えた。


誰かに肩をつかまれているのに、背後に誰もいない・・・?


俺は不自然さからくる異常に顔を歪ませると、力任せに拘束を解き、結構な速さでこちらに向かってくる異形に銃口を向けた。


都合、ボルト操作を3回繰り返すと、体の周りにあった何者かの腕のようなものは地面に落ちる。

俺は背中を冷や汗で濡らしながら、扉を開けて外に出た。


2回目の大津波・・・1回目の津波の後、俺らに起きた変化を考えると・・・今度は奴らに変化が現れたと考えるのが妥当だ。


俺は奥歯を噛みしめながら、事態が厄介になっていくことに悪態をつく。

そして、学校の外の道を当てもなく歩き出した。


とにかく目標は平元を殺すこと・・・

その最中で前田が見つかれば、殺せばいいだけの話だ。

彼女には、少しだけ問いただしたいこともある・・・死ぬ間際になれば話だろう。


俺は霧に覆われた道を進む。


遠くに人影が見えた。

2つの人影だ・・・片方は背が低い・・・

俺はゆっくりと銃を構えると、十字線に映し出したものに向けて引き金を引いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ