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迸る閃光と被害を撒き散らす音響

 江戸時代参照の職業たち。アバウトに知ってるだけだけどね

 遊廓という所は結構早めに閉まる。何故なら、あまりに長い時間開いていると風紀が乱れるからだ。

 と言っても、流石に一番の産業たるこの色街では多少のことは黙認されるし、そもそも客の受け付けを終えるだけで後は中で夜を明かすのである。


 「ふわぁ、流石にこの時間はきついでござるな」

 「おい、しゃっきりしろ。最近きな臭いんだから、俺たちが見回りしてるんだぞ」

 今してるのは、三廻と言うこの街を巡回する仕事だ。俺は定時廻りという仕事で、主に見回りが仕事。

 隣の行灯(あんどん)を持つのは白銀(しろがね)という同僚で、拙者の補助をしてくれる臨時廻りという仕事だ。一応、白銀は先輩だ。堅苦しいのは嫌いだからと言うので、特にそこら辺を気にすることが無いのだが。


 「拙者、すぐに帰って夕餉をとりたいでござる」

 「俺もそうしたい、って今は仕事だぞ!」

 腑抜けた意識に喝を入れられたので、しょうがなくまた歩みを進める。


 「ん? あそこに誰かいないか?」

 白銀の言葉に拙者は不思議に思う。既に店は閉まる時間だ。客ではないのだとしたら…………

 手を腰にある十手に掛けて、様子を見る。


 「そこを退いて下さい」

 「嬢ちゃん、かなりの上玉だな。こんな時間にぶらぶらしてちゃいけないよ。悪いおじさんに連れ去られてしまうかもしれない」

 近づくと、未だあどけなさのある顔立ちの少女が胡散臭い中年男性に声を掛けられていた。二人ともこちらに気付いてないらしい。どちらも正面を向き合っている。


 「二度言います、そこを退いて下さい」

 「ぐふふ…………いや、嬢ちゃん気をつけた方が良いと言ってるだろう? その気が強い目を歪ませたくなるから」

 嗚呼、完全に変質者だあれ。…………手をわきわきさせる人って本当にいるのか。面倒になる前に止めておこう。


 「おい、そこの」


 そう口にした直後、


 「三度はないです【クラッカーボム】」

 閃光と爆音が迸り、辺りを照らす。


 「目が、目がぁぁぁぁぁ!!!!」

 変質者は至近距離で食らったが為に、目を抑え、耳を抑えて蹲った。亀のようだ。


 拙者は嫌な予感がしたので、自然と目を瞑っていた。耳はパタリと閉じていた。それでも耳は痛いが。


 「うん? 貴方たちは誰ですか?」

 悪気なく、こちらを向く少女。


 「役人だよ、貴殿を逮捕する」

 「えっ?」

 驚いて固まる少女、しかし拙者はどこからともなく手縄を出して、少女の手を縛る。


 「うーん、罪状は取り敢えず騒音でござるかな?」

 唖然とする彼女を引きながら奉行所(ぶぎょうしょ)に連れてゆく。


 「耳が、耳がぁ」

 同僚は耳を押さえて、涙を流していた。

 ???「罪からは逃れられない。しかし、ルルレア様は別。

 もしルルレア様が訴えられたのだとしたら、憲法違反で改正します!」←侵食率30%

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