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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
6.激突、壮絶、マンダラ・バトル!
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97/155

6-5


駅から直通バスに乗り換え、しばらく山道をひた走る。


しずかな山の中腹に、突如とつじょ飛び出る黄金屋根が、宗教施設の目印だった。


莫大なカネをかけて造った白大理石の本殿は、豪華なくせにどこか空虚で、巨大な「墓」のようにも見えた。


大きな惑星ほしのオブジェの浮かぶ、広いロビーに人影はなく。

緑の服の受付嬢が、たったひとりで番をしていた。


「入信希望の方ですね」


にこりと笑うその表情は、整いすぎた顔立ちのせいで、どこか作り物じみて見えた。


大八木羊一オーヤギヨーイチ大八木飛鳥オーヤギアスカ


ただの男女じゃ不自然だから、一応「夫婦」という設定で、おれと飛鳥アスカは名前を書いた。


「入信セミナー開始まで、今しばらくお待ちいただきます」


「そうか、ついでに教えてくれよ。マンダーラさまはどこにいるんだ?」


「教祖でしたら地下のお部屋で、『星降ほしふりの儀』の最中です。ただいま面会謝絶中でして、つぎの面会時間は本日15時以降となっております」


「……ありがとよ。建物の中、あちこち散歩してもいいかい?」


「見学でしたら、ご自由に」


赤い柱と白い壁、幾何学模様の組み合わされた、密教美術の廊下を歩き、おれと飛鳥は地下を目指した。


「案外、普通フツーに入れたな」

「うむ、ここまでは異常なしだ」



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