表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
5.ヒツジ男とヤギ男
PR
90/155

5-20



……1年前、刑事の頃に、初めてシープマンを見た時。


「ひと目で『おまえ』だってわかった。テレビに映ったヒーローは、昔、おまえがくれた絵に、『そっくり』というか『そのまま』だった」



NOVAの力を手に入れた頃、ほんの気まぐれに街で凶悪な怪人ミュータントを退治した翌日。


黒いコートを着込んだ充がおれの自宅にやってきた。


(羊一、いや、『シープマン』。俺に力を貸してくれ……)



最初はその誘いを断った。



(やだね、おれは画家になるんだ……)


だが、充は何度も何度もおれの自宅を訪ねては、何度も何度も頭を下げた。



(ヒーローに、なってくれ)


(ヒーローなんてしたくねぇ……)



……違うだろ、そうじゃないだろ。



——だってそれは、おまえの夢だ。



ガキの頃から、ずーっとずっと。

ミツルはおれに言っていた。



(『ヒーロー』に、なりたいんだよ。悪いやつらをやっつける、絶対無敵のヒーローに……)



大人オトナになって出世して、ちゃんと警察ケーサツになった充の言うことなんて聞きたくなかった。



「羊一、おまえにしか頼めない。おまえしか、なれないんだ……」



NOVAがどうしておれを選んで、充を選ばなかったのか。

それはだれにもわからない。


が、親友ミツルの叶えられなかった夢を代わりに叶えてやれるのは、


この世界中でおれだけだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ