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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
5.ヒツジ男とヤギ男
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5-11



「もうダメか? どうあがいても……おれにはなにもできないのかな?」


話すそばから悔しくて、じわりと涙がこみ上げた。


そんな情けねぇおれを見て。

千夜はめずらしく動揺し、言葉をぐっと詰まらせた。


「どうしても、と言うのなら。『方法』はなくもないのだけれど……」


NOVAの明かしたその「方法」を、千夜は言いづらそうに語った。


「……今まで以上の『リスク』を負って、Cポイントを手に入れるなら。あなたは『限界』を超えられるわ」


——でも、その危険は計り知れない。


「『その方法』を使ったとして、あなたがあいつに勝てるかどうかは確約されたものじゃない。もしも負ければ傷ついて、再起不能もあり得るの」


「そうなったら、もう二度と……」



(おれはシープマンになれない……?)


うなづく千夜の顔はきびしく、さすがのおれも不安になった。


「……千夜、おれ、どうしたらいい?」


「選ぶのは、あなた自身よ。でもお願い、忘れないで」


……あなたがどんな道を選ぼうと、わたしのすることは変わらないわ。


どんなに敵が強くても、

どんなにあなたが苦しもうとも、


わたしはあなたが勝てるよう、全力でサポートするつもりよ。


あなたが向かうというのなら、

地獄の果てまでついて行く……。



「そうか……そりゃあ、心強いな」


おれが若干ひいてると、千夜は少しだけ笑みを浮かべて、いじわるそうに、励ますように、こう付け足した。


「逃げ出したって、逃がさないから。わたし、こう見えてしつこいのよ?」


(どー見てもしつこそーなやつだよ!)



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