表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
5.ヒツジ男とヤギ男
PR
80/155

5-10



アトリエのベッドに寝転がって。


おれはボーッと宙を見ながら、

ついさっきまで千夜としていた会話のことを考えていた。


ミツルはなにもわかっちゃいねぇ」


ため息まじりにおれが愚痴ると、

千夜は澄ました顔でとがめた。


——わかってないのはあなたの方よ。


「充さんだってつらかったはず。頑固ガンコなあなたのために自ら『嫌われ役』を買ったんだもの」


(戦うな、おまえは負ける……)


ケンカ別れをしたあの日、充はたしかにそう言った。


(マンダーラはおまえよりも強い)


……認めたくない事実だったが、結局おれのイラ立ちはすべて、その一点に依るものだった。


(やってもねぇのにわかんねぇだろ……)


だが、もしかするとこの世で1番たしかな答えを持っているのは、おれでもベルでも充でもなく、やはり千夜なのかも知れない。


そう思って、聞いてみた。


「なあ、千夜……どう思う? おれはマンダーラに勝てそうか?」


千夜はしばらくおれを見つめて、それから真面目な声で答えた。


「残念だけど、勝ち目はないわ。これまで使ったどんな手段も、今度のやつには通用しない……」


「そうか。おまえがそう言うのなら……」


実際のところ、そうなのだろう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ