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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
1.ヒーローなんてしたくねぇ
8/155

1-8


都心を離れて湾岸エリア、コンクリートの人工島。


巨大倉庫の並ぶ区画にひとの気配はすでになく、

乗り捨てられたフォークリフトが時折ちらほら目につくだけだ。


現場に到着したおれは、さっそく飛鳥マークⅡからイヤミに近い報告を受けた。


「遅かったな、シープマン。窃盗団は逮捕した。市民は全員避難させたし、船の積荷は無事だった」


……さすがだな、サイボーグポリス。

彼女のそばには5、6人、黒い覆面姿のやつらが電磁ロープで拘束されて、恨みがましい目つきをしていた。


「……おい、まてよ。『ボス』はどこだよ?」


「指令にあった『ミュータント』か? それはわたしも気になっている」



——どこにも姿が見当たらない。


「なんだって……?」



怪人類ミュータント


それはおれたちヒーローの敵。

成人病の影響下、突如世界に現れ出した、人外異形のモンスターども。


どんな生物よりも強く、どんな兵器よりも頑丈で、

中には高い知能をもって、計画的に人間社会の破壊を企むやつもいて、


……とにかくヤベぇ連中だ。(ちなみにおれは説明がヘタだ)



「ふた手に分かれて探そうか?」


「心配無用、『おまかせあれ』だ」


声に自信をみなぎらせ、飛鳥マークⅡが自前のレーダー探知機を起動させた、


まさにつぎの瞬間だった。



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