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「わたしは戦う機械人形。『感情は殺せ』と教えられて、事実、キミと出会うまでずっと、その様に振る舞ってきたんだ……」
飛鳥は下唇を噛み、わずかに声を震わせた。
「わたしの心は偽物だ。所詮はただのプログラム。だが、どうしてなんだろな。こんな写真を見ていると……不思議な気分になってくる」
そうして不意におれの手をとり、服の上から自分の胸に、物言いたげに押し当てた。
——手のひらに、伝わってくる、
人工的なボディパーツの、どうしようもない冷たい硬さ。
「シープマン、なぜだろう。『ここ』の奥が、痛むんだ……まるで、生きているひとのように」
……おれは泣きそうなのを堪えた。
そして精一杯の笑顔で、大事な相棒に言ってやった。
「飛鳥、心配しなくていいぞ……おまえの心は本物だ」
たとえ忘れてしまっていても。
おまえは「この子」の代わりになって、この子が生きられなかった「今」を、価値あるものにしようとしてる。
「だけど、おまえにとっての『価値』は、わるいやつらをやっつけて、正義を守ることだから……」
(こんな資料室にこもって、腐ってることじゃないもんな……)




