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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
5.ヒツジ男とヤギ男
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76/155

5-6



「……なんだよ、テンション低いじゃねぇか。ここの仕事は慣れたのか?」


「日がな一日、資料整理だ。わたしにはあまり向かないな。体がなまって仕方ない」


……たしかに、ジェットで飛び回ったり、レーザー銃は撃たないだろな。


「でも、わるいことばかりじゃない……」


低い天井までぎっしりと、ファイルの並んだ書架を見上げて、飛鳥はぽつりと呟いた。


「ここにはいろんな資料がある。本来ならば『極秘』扱い、目を通せないような情報も、大八木警視のはからいで、閲覧許可をもらえたんだ」



——例えば、そう。

「こんな物」まで。


そう言ってひょいと手に取ったのは、

ずいぶん古い紙資料だった。


「この文献は、とある事件で命を落とした『少女』に関する記録なのだが……なかなかに、興味深い。時間があるなら聞いてかないか?」


「いいぜ。ちょうどヒマしてたんだ」


飛鳥はにこりと微笑ほほえんで。

そして、さらりとネタバレをした。


「シープマン。わたしはサイボーグになる前は、『普通の人間』だったみたいだ」



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