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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
4.審判の日 〜ジャッジメント・デイ〜
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4-20



ミツルは必死に耐えていた。

目にうっすらと涙を浮かべ、

握った拳がぎりぎりと、小刻みに震えてるのが見えた。



「俺だって、くやしいさ。自分の職を失ってでも、ヤツに抵抗したいと思う。だが今は……ダメなんだ」


ギリッとおれを見据えて言った。


「俺は立場を捨てられない。俺は、将来、きっと必ず……『警視総監』になってみせる……」



(なにを言うかと思いきや……)



「おいおい、ミッチ……冗談はよせ、あんまり失望させてくれんな。おれたちゃテメ—の出世のために、命かけてってるんじゃないぜ?」



——思うようにできねぇくらいなら、そんな役職、ケツにぶち込め!



あまりにひどい罵倒のせいで、

普段からけわしい充の目が、一瞬きらりと怒りに燃えた。


「……怒ったのか? そうだ、怒れよ。怒って本音ホンネを吐いちまえ!」


壁際にさらにグッと詰め寄る。

それでもエラい警視どのは、深く静かな息を吐き出し。

せっかくの怒りを抑え込んだ。



そして今度は気落ちした、沈鬱な表情を浮かべて、



羊一よういち……おまえはわかっちゃいない」


突然、おれの名前を呼んだ。



「どうしておまえは『そう』なんだ? ずっと『子ども』のままなんだ?」



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