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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
3.ワールド・グレート・ヒーローズ
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45/155

3-13


驚くおれを軽くスルーし、

その優男は馬を下りると、飛鳥アスカに近寄り一礼をした。


「やや、麗しのお嬢さん。どこかお怪我はございませんか?」


……いて言うなら「テメーのアタマ」、どっかヤバ目にケガしてねぇか?


「うむ、どこにも故障はないぞ!」


「それはよかった幸甚の至り。すべてはあのマシンのせいですよ。やれやれ、どうも機械の彼には『美学』がなくて困るんだ……」


さらりと髪をかき上げて、青い瞳でにこりと笑う。


「その点、わたしはご安心。レディを守るわたしの剣は、一分間に一千発もの優雅な突きを繰り出しますよ!」


すごく自慢げに言ったのに、飛鳥の反応は普通だった。


「そうか。わたしの知るヒーローは、一分間に一〇〇〇〇発の連続パンチを繰り出すぞ?」


「え? はは……ご冗談を」


青色の騎士はあらたまり、もう一度深く礼をした。


「お初にお目にかかります。『ブルー・シュバリエ』と申します」


「わたしは飛鳥アスカマークⅡ。こっちは相棒のシープマンだ」


「よろしくな、ブルー・シュバリエ。べつに仲良くする気はねーぜ?」


だが、差し出したおれの手は、冷笑混じりにはねのけられた。


「わたしは『彼女レディに』礼をしたんだ。わきまえたまえ、『並』のヒーロー。ここはきみの来る場所じゃあない」


「おい、テメー……いま、なんつった?」

(誰が、『並』の、なんだって……?)


「やめろ、落ち着けシープマン。いまはモメている場合じゃない」


飛鳥は静かにおれを制して、目線で注意を促した。



「見ろ。全員、集まってきた」




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