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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
3.ワールド・グレート・ヒーローズ
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3-12


正確には、その「ひとり」だった。


メタルグリーンの人型ボディ。

その全身に搭載された、重火器用の大砲塔。


真っ赤なサーチアイを光らせ、対象物のサーモグラフや立体座標を瞬時に把握。

ギミックアームを展開させて、大小6つの「ガトリング・ガン」を周囲にぶっぱなしている。


「彼の名前は『メカ・カタパルト』。ドイツの殺戮マシーンだ」

 

「へー、ブリキのおもちゃみてえだ……」


ガシャン、ガシャンとアニメみたいな足音立てて寄ってきたから、さっきの爆破の文句を言おう。


「おいテメー、危ねぇじゃねえか! いま完全に巻き込まれたぞ!」


メカ・カタパルトは無表情のままおれをギロリと睨みつけ、電子音めいた声で応えた。


「フフフ……ソコニイルノガワルイ♪」


「なにわろとんじゃ、このポンコツゥ!」


あわや一触即発か。

その時、不意に背後から、若い男の声がした。


「……やめたまえ、見苦しいぞ!」


——ジャラララーン。


どこからともなくハープの音色。

続けてバラのかぐわしい香り。


おれは正直、目を疑った。


中世騎士をマネしたような、青いシャープな鎧を着込み、

機械の白馬に乗った男が優雅なポーズで立っていた。


(なんだこりゃ、コスプレかぁ?)


馬も野郎ヤローもまつ毛長すぎ、脚長すぎでバラ飛びすぎで、なんかひとりだけ「作画」ヘンだぞ!



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