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飛鳥にお姫さま抱っこされて、現場にジェットで到着すると、
辺りはひどい有様だった。
「おうおう、やってる、やってやがるな!」
黒煙と、粉塵と。
焦げくさい臭いの昇るそこは、
まさに地獄の無法地帯。
「怪人刑務所」脱獄祝い、調子に乗った囚人どもは、見せしめ的にその一帯をメチャクチャにしているようだった。
口から炎を吹いてたり、
大きな羽で空飛んでたり。
しかしまぁ、怪人って、
ほんと色んなやつがいるなぁ。
(『便器』みたいな顔のやつもいる!)
「オイ、オマエモ! オマエモ、アバレロ!」
火炎放射器を押し付けてくる、うるせぇハエ怪人を片手でかる〜くぶちのめしてやってから。
おれは空中の敵をテキパキ撃ち落としている飛鳥を呼んだ。
「飛鳥、ラチがあかねえや! とにかくボスを探そうぜ!」
と、その直後。
「ドカーン!」と、耳をつんざく爆裂音と、爆風が周囲を覆い尽くし。
おれの体はブッ飛ばされた。
(まー、そんくらいじゃ死なねーけどな!)
「くそ……なんだ、グレネードか?」
埃を払って起き上がると、同じくあおりを食らった飛鳥が煙の向こうを指差した。
「見ろシープマン。『トップ・ファイブ』だ」




