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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
2.休日に予定なんてねぇ
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28/155

2-14


「やめろぉぉぉ!!!」


広場にひときわ響いた声は、意外なことに。


さっきまでおれを応援していたキッズたちの中から飛び出した。



……よく見ると、ひとりだけ。

勝利にはしゃぐ顔に混じって、

青ざめた顔でぶるぶる震え、今にも倒れそうなガキがいた。


(……どういうことだ?)


そこに飛鳥アスカが飛んできて、おれの疑問ギモンに答えてくれた。



「……見つけたぞ! 犯人めっ!」


飛鳥の手刀がガキの手にした「おもちゃの剣」を払いのけ、

「ガシャン」と床に落とした途端に暴走ロボットたちは止まった。

(どうやら制御装置の部品が落下のショックで壊れたらしい)


「観念しろ、テロリスト! おまえを現行犯逮捕タイホする!」



かくしてお縄についた犯人。

子どもみたいに低身長で、ぐるぐるメガネを掛けた野郎ヤローは、


電磁ロープで縛られてなお、落ち着く素振りをまるで見せずに、

噛みつくようにわめき続けた。


「よくも……よくも、ボクのマシンを! 『ブル1号』を壊したな!」



——ちくしょう、なにがヒーローだ!


——おまえらだって、おんなじだ!


——あの『いじめっ子たち』と同じだ!


——寄ってたかってボクのマシンを……笑って叩き壊すんだ!



ナミダ浮かべて怒りに燃えて、なんだかワケ有りみてーだが、

にしても「暴走ロボ」はダメだろ。

周りに迷惑メーワクかけ過ぎだ。


いじめられっ子のロボットおたくは最後に大きな声で叫んだ。



「ボクは……ボクは、『天才』なんだ! ボクのすごさを無視するなんて、こんな社会は腐ってる!」


……聞くに堪えないゴトなのに、そこだけはおれの胸に刺さった。


(おまえも『認められてぇ』んだな……)



パトカーがやってくる前に、おれは犯人に言ってやった。



「まあ、なんだ、反省しろや。まだ若いんだ、立ち直れるぜ?」



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