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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
2.休日に予定なんてねぇ
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2-13


大盛り上がりの空気を割って、千夜がボソッと口を挟んだ。


「……ねえ奈良部くん、ちょっといいかしら」


なんだよなんだよ水差し女。

せっかくひとが超《チョー》気分よく素振りをお披露目してたってのに。


「前から言おうと思ってたけど……『ネーミングセンス』わるくないかしら?」



——きれいサッパリ・すっぱりソード。


「そ、そうか? わるいかな……自分じゃそうは思わねぇけど……」


——とってもグレート・グレネード。


——犯罪すれすれスレッジハンマー。



——ぜったいころすミサイル。



いいじゃねえか、なんだって。

実際、それで勝ってきたんだ……。


気を取り直し、敵に向き合う。


「待たせたな、サーロイン。サイコロ状に切り分けてやる!」


「ウオオオオオ!!!」


またそれか。

芸がねぇなぁ、見飽きたぜ!


巨牛の放った突進を、エルマタドールよろしくかわし、ひらりと避けたついでに「バサリ!」

やつの自慢の大きな角を、二本まとめてたたっ切る!


「勝負あり! ヨッ、シープマン、にっぽんイチ!」


歌舞伎《カブキ》の「大見得《おおみえ》」みたいな動きで「チョチョチョン、チョン♪」とポーズ決めれば、


さすがに理解が追いつかないのかキッズはみんなポカーンとしていた。



……やり過ぎたかな?

まぁ、いいや。


とりあえずこの暴走ロボを動けなくしておいてやろうと、おれが刀を構え直した途端に叫び声がした。



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