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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
2.休日に予定なんてねぇ
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2-10


暴走ロボを片づけるうち、いつしかおれの足はモールの中心部までたどり着いていた。


「憩いの広場」と書かれたそこは、建物の中を縦にくり抜く広々としたフリースペース。


各階を繋ぐエスカレーターに人影はパタリと絶えていたが、


——よく見れば、一人だけ。


強化スーツを着たヒーローが、ぐったり壁に寄り掛かっていた。


見るからに、ボロボロだ。

誰より早く駆けつけて、誰より早くやられたらしい。


「……ずいぶん無茶しちまったらしいな。おい、自力で立てそうか?」


近づいて、話しかけると、そいつは意識も途切れ途切れに、うわごとのようにつぶやいた。


「行かないと……負けるわけには……」


(あんたもとことん損なやつだな)


おれはそいつのそばにかがんで、聞こえるように答えてやった。


「交代だ、後は任せろ」


——「あいつ」の相手はおれがやる。


辺りがふっと暗くなったのは、上の階からこちらを目がけて一直線に飛び降りてきた、巨大な影のせいだった。



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