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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
8.絶対無職★シープマン
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151/155

8-15



わたしが落ち着くのを待ってから。


——さて、絵の方を仕上げちまうか。


そう言って彼はおもむろに、ベッドの上のわたしのそばに。

……大胆に、近づいて。


突然、わたしの脚に手を掛け、がばっと大きく開こうとした。


「ば、バカっ、なにをするんだ……!」


とっさに身をよじってしまったが、彼の方はおかしなことなど少しもないとでも言いたげに、


「どうした? モデルが逃げちゃだめだろ……」


その手をわたしの脚に這《は》わせて、丹念に揉みほぐしだした。


「で、でも……恥ずかしい……」


つま先から、脚の付け根へ。

まるで楽器を爪弾くように、往復する彼の指の動き。


両手で顔を隠そうとすると、


「ほら、バンザイしろ、バンザイだ」


いじわるな彼はそう命令し、わたしの耳にささやいた。


「女らしい声も出るじゃねぇか」


「や、やだ……こわいよぉ……」


(悪者だ……わるものだ……シープマンは、わるものだ……!)


だが、まことに不思議なことに。

そうして口では否定しつつも、わたしの心は燃え上がり。

蕩《とろ》けるような甘い昂奮にどんどん吞まれていくようだった。


(もう……どうなったっていい……!)


「好き……好きぃ……♡」


けれど、

そんな幸福な時がいつまでも続くはずがなかった。



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