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わたしが落ち着くのを待ってから。
——さて、絵の方を仕上げちまうか。
そう言って彼はおもむろに、ベッドの上のわたしのそばに。
……大胆に、近づいて。
突然、わたしの脚に手を掛け、がばっと大きく開こうとした。
「ば、バカっ、なにをするんだ……!」
とっさに身をよじってしまったが、彼の方はおかしなことなど少しもないとでも言いたげに、
「どうした? モデルが逃げちゃだめだろ……」
その手をわたしの脚に這わせて、丹念に揉みほぐしだした。
「で、でも……恥ずかしい……」
つま先から、脚の付け根へ。
まるで楽器を爪弾くように、往復する彼の指の動き。
両手で顔を隠そうとすると、
「ほら、バンザイしろ、バンザイだ」
いじわるな彼はそう命令し、わたしの耳にささやいた。
「女らしい声も出るじゃねぇか」
「や、やだ……こわいよぉ……」
(悪者だ……わるものだ……シープマンは、わるものだ……!)
だが、まことに不思議なことに。
そうして口では否定しつつも、わたしの心は燃え上がり。
蕩けるような甘い昂奮にどんどん吞まれていくようだった。
(もう……どうなったっていい……!)
「好き……好きぃ……♡」
けれど、
そんな幸福な時がいつまでも続くはずがなかった。




