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アトリエの高いガラス窓から、清い光が差し込んでいる。
白いシーツのベッドの上で、わたしは衣服を脱いで畳んだ。
(見えていないとわかっていても、これはなんとも恥ずかしい……)
人工皮膚をまとっていても、わたしのボディは戦闘用で、
良く言えば「無駄がなくスレンダー」、
悪く言えば、男性相手に性的魅力を発揮する造型ではない。
(千夜さんのは……大きかったな……)
今さら引け目を感じても、もう後には引けそうになかった。
「じゃあ、始めるぞ……」
ベッドの際まで寄せたイスと、キャンバス立てに半身を預け。
若い画家は、えんぴつを取り、
空いたもう片方の手で、モデルの身体に触れだした。
細くて長い指先に、全神経を集中させて。
眉根に微かな皺を寄せ、わたしの「形」を確かめていく……。
首すじから、頬骨へ。
そこから顎のラインをなぞり、唇の先に触れた時。
くすぐったいやら恥ずかしいやら、
「ひやっ!?」っと声を上げてしまった。
「す、すまない……じっとしておく……」
彼の顔つきを見ればわかる。
これは真面目な芸術なのだ。
(変にどきどきしてしまうのは、集中力が足りないせいだ……)
「飛鳥、どうした、熱があるのか?」
「かまわない……つづけてくれ……」




