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あんなに毎日会っていたのに、
緊張するのはなぜだろう……。
「ひさしぶりだな、シープマン……」
「よせやい、もうシープマンじゃねぇや」
ベッドからむくりと身を起こした、ラフなワイシャツ姿の彼に、
わたしの胸はどきりと鳴った。
前よりも少し痩せた頬。アトリエの薄い日差しの中で、白い肌が透けて見えるようだ……。
「よお、人気者。仕事はどうだ? 最近『ひっぱりダコ』みてーだな」
にやっと笑ってくれたおかげで、幾分、気持ちが救われた。
「正直言って、肩が凝る。人前に出るのは苦手なんだ」
「サイボーグに肩こりはねぇだろ」
冗談に「ははは」と笑いながら、わたしは彼を見つめたが。
彼は見つめ返しはしなかった。
(傷ついた両目を隠すように、幾重に巻かれた白い包帯……)
「もっと現場で働きたいが、なかなか希望が通らなくてな……」
何気なくそう口にしてから、
(しまった、無神経だった……)
自分を殺してやりたくなった。
(ほんとうにしたいことがあるのに、どうしてもそれができない時に)
……ひとの心は痛むのだ。
以前、彼が教えてくれた。




