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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
8.絶対無職★シープマン
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142/155

8-6



あんなに毎日会っていたのに、

緊張するのはなぜだろう……。



「ひさしぶりだな、シープマン……」


「よせやい、もうシープマンじゃねぇや」


ベッドからむくりと身を起こした、ラフなワイシャツ姿の彼に、

わたしの胸はどきりと鳴った。


前よりも少し痩《や》せた頬。アトリエの薄い日差しの中で、白い肌が透けて見えるようだ……。



「よお、人気者。仕事はどうだ? 最近『ひっぱりダコ』みてーだな」


にやっと笑ってくれたおかげで、幾分《いくぶん》、気持ちが救われた。



「正直言って、肩が凝《こ》る。人前に出るのは苦手《ニガテ》なんだ」


「サイボーグに肩こりはねぇだろ」


冗談に「ははは」と笑いながら、わたしは彼を見つめたが。

彼は見つめ返しはしなかった。



(傷ついた両目を隠すように、幾重《いくえ》に巻かれた白い包帯……)



「もっと現場で働きたいが、なかなか希望が通らなくてな……」


何気なくそう口にしてから、


(しまった、無神経だった……)


自分を殺してやりたくなった。



(ほんとうにしたいことがあるのに、どうしてもそれができない時に)



……ひとの心は痛むのだ。


以前、彼が教えてくれた。




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