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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
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134/155

7-24




「ひどすぎる……あんまりだ。そんなの『捨《す》て駒《ゴマ》』みたいじゃないか……」



ショックを受ける飛鳥《アスカ》のために、おれはあっさり笑って言った。



「そんなもんだろ。ヒーローなんて」



——だれも知らない見えないとこで、ひっそり傷つくもんなんだ。



震える頬に触れた手に、精いっぱいの、謝罪を込めて。



「後味《あとあじ》わるくてすまねぇな。色々考えてみたんだけど……こうするしか、なかったんだよ」



——最後まで、迷惑《メーワク》かける。頼りにしてるぜ、相棒。



「……わかった、キミを連れだそう。しっかりしがみついてくれ」



飛鳥《アスカ》の腕に抱かれると、ジェットの起動する音がして、おれの体は宙に浮かんだ。


(じゃあな、あばよ、マンダーラ……)


口に出さずに別れを告げて、おれたちは高く飛び上がる。


上へ、上へ、地上を離れ。

ドームの屋根を飛び抜けて、遙か彼方《かなた》の雲の上まで。


「……もういいか、シープマン?」


気圧で耳がキーンと鳴って、頭がふらふらしてきても。


「もっと、もっとだ……もっと高く!」


やぶれかぶれな気分になって、おれは大声出して叫んだ。



「スカイ・ヴィジョンを飛び越えろっ!」




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