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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
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127/155

7-17



「うおおおおおおお……!!!!!」


(球《タマ》が重い……!)


予想以上に威力があって、うまくバットを振り抜けない!


歯ぁ食いしばって脚を踏みしめ、堪《た》えているのが精一杯で、


(これじゃあ、せっかくブチ当てたのに、腕《ウデ》ごと持っていかれちまう!)



——チクショウ、もっと、もっとパワーを!!



……だけどもう、限界だった。


やれるだけのことは全部やった。



(おれにはもう、もうなにも……『引き出し』なんて残っちゃいない……)



諦《あきら》めかけた、その刹那《セツナ》。



ドームに不思議な「声」が響いた。




「羊一……おまえならできるっ!」




飛鳥《アスカ》の無線のスピーカーから、最大音量で聞こえてくる、


——その声を、耳にした時。



見えなくなったおれの目に、熱い涙が込み上げた。



(充《ミツル》……おまえ、無事だったのか……!)



合わせておれの無線にも、なつかしい声が飛び込んでくる。



「奈良部《ならべ》くん、がんばって!」


「羊一さま、ファイトですわ!」



充《ミツル》に加えて千夜《チヨ》にベル、今ここにいないおれの仲間が、みんなしておれを応援してる……。



(どいつもこいつもなんだってんだ……そんなにおれが心配なのか?)



……おれを誰だと思ってやがる。



最後の力を振り絞り、

すべての想いと願いを込めて、


おれは大声で叫んでいた。



「おれは……『無敵《ムテキ》のシープマン』だぜっっっ!!!」




(オラアァアァアア!!! 食らいやがれッッッッッ!!!)



——宇宙(そら)へ帰りな、虚界球《きょかいきゅう》!!! 







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