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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
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125/155

7-15



「ボラアアアアァァァァァァァ!!!」


「うおおおおおおおおおおおお!!!」


開幕早々、豪速球。

ピタリの位置に構えたバットの先っぽを少しかすった球は、

ロケットみたいに打ち上げられて、再び敵の元に戻った。


「飛鳥《アスカ》、どうだっ!?」

「300キロだ!!」


殺人的な球の威力に、両手のひらがジンジンしてる。


(だけど打てない速さじゃないぞ……!)



「分析結果を伝えよう……」


飛鳥《アスカ》の的確なアドバイスで、フォームに見直しを入れたおれは、

2球目を準備するマンダーラに一応、念を押しておいた。


「いいか、直球勝負だぞ! 変化球とか卑怯《ヒキョー》だかんな!」



だが、続く第2球。


マンダーラの投げた直球《ストレート》は、おれのバットに触れる手前で突然「カクン」と軌道を変えて、はるか後方へ抜けていった。



「シープマン……『フォークボール』だ……」



絶望的な飛鳥《アスカ》の声と、マンダラ野郎《ヤロー》の高笑い。



(なるほど、そいつが『決《キ》め球《ダマ》』か……)


ボールの軌道を変えられたんじゃ、いくらタイミングを合わせたってジャストミートは難しい……。



(どんな手段を使っても)



「もう絶対に、不可能だ……」


飛鳥《アスカ》は落胆していたが、おれはまだ諦《あきら》めちゃいなかった。


「ありがとな。最後はおれ、ひとりでやるよ」



——でっけぇホームランにするからさ、うーんと遠くで離れて見てろ。






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