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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
1.ヒーローなんてしたくねぇ
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1-12



火炎放射を撃ったのは、おれの新しい相棒だった。


ちぎれた右手の先からモクモク黒い煙をくすぶらせ、

サイボーグ・ポリス飛鳥《アスカ》は「どうだ」とばかりにポニーテールを揺らした。



「おい、アブねーな! ちょっと焼けたぞ!」


おれが思わず怒鳴りつけると、

飛鳥《アスカ》のやつ、

今度は口を真一文字に結んで「ムスっ」とした表情。


「……なんだよ、なんで怒ってんだよ?」


「怒ってない」


そう言いつつも、唇《くちびる》をツンと尖らせている。


どういうことかとたずねてみれば、

拳をぎゅっと握りしめ、ちいさな声でこう言った。



「わたしが倒すはずだったんだ……」


これにはおれも驚いた。



「……なんだオマエ、拗《ス》ねてんのか?」


「……拗《ス》ねてない」


(拗《ス》ねてんじゃねーか!)



飛鳥は暗くうつむいた。


「『初日』だから、がんばって……きみに『いいところ』を見せたくて……」



——でもダメだった、緊張した。頭《アタマ》がうまく回らなかった。



(え、えええ……メンタル弱《よ》ぇぇ……)



なんだかぜんぜん「ハナシ」ちがうぞ?



こいつは気分に左右されない「スーパーポリス」じゃなかったのかよ???




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