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「うそ……だろ……?」
信じられない。
思わずおれは戦いを忘れ、飛鳥の元に駈け寄っていた。
(ありえない、そんなこと……)
(あまりにあっけなさ過ぎる……)
動揺を抑えきれなくて、飛鳥の肩を強く揺さぶる。
「おい飛鳥、充に繋げ! いつもみてーに無線すんだよっ!」
だが、飛鳥は目線を逸らし、下唇を噛んで答えた。
「さっきから……もう、やっている」
——大八木警視の応答はない。
それが意味することはひとつだ。
(ちくしょう……充、無事でいてくれ……!)
うなだれるおれの背後から、響くマンダーラの高笑い。
仕事を終えた隕石が、ヤツの手元に舞い戻る。
「はははは! ふははははは!」
「てめぇ……殺してやる……!」
「まて、シープマン、はやまるなっ……!」
飛鳥の制止も聞かずに走り、
くってかかったおれの動きは敵に読まれていたらしい。
虚界球を、握り込み。
マンダラ野郎は固めた拳をピッチャーみたいに振かぶり、
そのまま、おれの顔面へ——
避けようもなく、直撃させた。




