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(間違いねぇ……あの『隕石』だ……)
おれたちの街を壊しまくった、最凶にして最大の謎。
マンダラ野郎の切り札が、ついに姿を現した。
(ちくしょう、反則級にデケェ……)
こんなの避けられるワケがねぇ。
敵はおれたちをこの施設ごと、道連れにしようとしているのか???
「ヤベぇ! マジでぶつかるぞ!」
おれが叫んだその直後、
なんとも奇妙なことが起こった。
隕石の尻がついにドームの屋根に触れ出したその瞬間。
それは見る見るうちに「しゅるしゅる」魔法のように小さくなって……
一気に「ソフトボール」くらいのサイズに縮んで落下してきた。
マンダーラが、「それ」を受け止め、自分の胸の黒々と空いた「穴」にすっぽりはめ込むと、
ヤツの両足が「ズシン!」と、床板を踏み抜いてめり込んだ。
体に彫られた刺青の、「金剛杵」のマークが怪しく光る。
禍々《まがまが》しい気が伝わってきて、おれは冷汗が噴き出した。
「おお……これぞ我が虚界球……」
——我が力……我が使命……。
胸に収めた球体に触れ、至極満足そうな声音で。
マンダーラはそう呟いた。




