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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
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115/155

7-5


まさか「逃げる気」なんじゃないかと警戒するおれの予想は、意外な形で裏切られた。


マンダーラは空に手を伸ばして、あらん限りの声で叫んだ。


「うおお……来たれ! 我《わ》が力!」



——今こそ我《われ》と「ひとつ」にならんッ!



雲ひとつない空に向かって、なにやら宗教めいた祈り。


(なんだ、錯乱《サクラン》しやがったのか?)


最後の最後で神頼《カミだの》みかよ。

まったく、拍子《ヒョーシ》抜けさせてくれる。


「……とっとと終わらせちまうとするか」


たが、踏み出したおれの一歩を、

飛鳥《アスカ》の叫び声が引き止めた。


「……シープマン、気をつけろ!」



——レーダーに……「なにか」来る!



「ああ……?」



再《ふたた》び空を見た時。


「その物体」の存在は、もう肉眼ではっきりとわかるレベルの距離まで近づいていた。



——グオゴゴゴ……!



空気の摩擦。

圧迫感に肝が潰れる。


おれの頭上を覆い尽くした「まっ暗闇」の正体は……


大きさも、質量も、

なにもが途方もなくデカい……



あまりに巨大な「球体」だった。





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