↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
PR
113/155

7-3


もう、ガードなんて使わない。

避《よ》けるも守《まも》るもメンドくせぇ。


殴り殴られ蹴り蹴られ、肉《ニク》が潰《つぶ》れて骨《ホネ》が軋《きし》んで、だけど止まらぬ「ド突き合い」。


(男《オトコ》と男《オトコ》の喧嘩《ケンカ》ってのは、倒れた方が負けなんだ……!)


勝負はおれに分《ぶ》があった。


変則的に振り抜いた肘《ヒジ》。

それが相手の顎《アゴ》に当たって、

「ガツン!」と鈍《ニブ》い音と同時にヤツのラッシュが停止したのは、おそらく気絶したからだろう。


もう完全に腕《ウデ》が下がって、打たれるままになった野郎《ヤロー》は、言うなればただのデク人形。


ぐいぐい壁際まで押しやれば、

サンドバッグの完成だった。


(いける……いけるぞ、押し切っちまえ!)


……けれど果敢に攻めながら。


おれは心のどこかに暗い、「一抹《いちまつ》の不安」を抱いていた。



——この変身は、諸刃《モロハ》の剣《けん》。


「スーパー化」に伴《ともな》う「反動」は、すでに気合いでゴマかしきれないレベルで自覚されつつあった。


(なんだよ、この……消耗感……)


腕が重い。

脚が硬い。

頭がなんだかズキズキ痛む。

体験したことのない疲労が、体の節々に溜まっていく。


(残念ながら余裕はねぇぞ。そろそろ決めなきゃ後《あと》がねぇ……!)


「ブシュー!」と白い蒸気を出して、必殺ワザの構えをとると、痛みは増してきやがった。


(たのむ……身体《カラダ》、もってくれ……!)


カラカラの喉《ノド》で声を絞る。


「ひゃっ……くまん……れんぱつ……!」


重てぇ腕をガシッと上げる。



『一〇〇〇〇〇〇連発《レンパツ》、フィーバー・パンチ!!!』



「……ッ、オラアアアアアアッ!!!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。