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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
7.絶対無敵★シープマン
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111/155

7-1



白いボディのニューヒーロー。

シープマンは、生まれ変わった。


その名もスーパー・シープマン。


……ネーミングこそ適当《テキトー》だけど、

スーツもマスクも改良されて、全体的に筋肉《マッチョ》な感じ。


みなぎる闘志は蒸気となって、常に体の周囲を覆い、

拳《コブシ》をぐぐっと握りしめると、パワーがぐんぐんみなぎってきた。


(……どーだ、カッコいいだろう?)


戸惑っている飛鳥《アスカ》の方に、ビシっと親指を立て見せる。


「見てろよ、飛鳥《アスカ》。よく見てないと……おれの勇姿を見逃すぜっ!」


力を込めて踏み出すと、足元の床が深くえぐれた。


ダッシュはおれの予想を超えて、


(速《はや》い……いや、激速《ハヤ》すぎるっ……!)


まるで「瞬間移動《シュンカンいどー》」じゃねーか!


敵にしてみりゃおれが突然、目の前に現れたもんだから、迎撃なんて不可能だった。


遅れて「ボラァッ!」とパンチを出すも、その攻撃は単純で……なんとやすやす軌道《きどう》が読めた。


わずかに顔を横に逸《そ》らせば、殺人的な威力の風が、おれの耳元を過ぎていった。


(す、すげー……強くなってる!)


だったら今度はこっちの番だ。


パンチを避けられ体勢崩したやつのガラ空きボディ目がけて、


「オッ……ラァ!」


右の一撃!


人の体をブッ叩《たた》いたとは到底《とーてー》思えない音が鳴って、

手応《てごた》え通り、効《き》いているらしく、


マンダーラは「グッ……」とうめいて、ヨロヨロと後ろに引き下がった。


腹を押さえて苦しがる、そんな姿は新鮮だった。



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