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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
6.激突、壮絶、マンダラ・バトル!
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6-11



……あなたは弱いわ、奈良部《ならべ》くん。


あなたが思っているより、ずっと。



あなたはただの一般人。

力《ちから》はNOVAの借り物よ?


あなたの腕は細腕で、絵筆を持つので精いっぱい。


格闘技なんてできないし、武器の扱いだって下手《へた》。


でも強くなる努力はしないで、

楽観的に「どーにかなるさ」と傲慢《ごうまん》に、うぬぼれて。


これまで「なんとなく」やってきた。


(なんとなく、生きてきた……)



「ずっと近くで見つめてたから、わたしには、わかるのよ」



千夜《チヨ》の声は、染みいるように。

責めるでもなく叱るでもなく、深い哀れみを感じさせた。



——あなたにあるのは「勇気」だけ。



「なけなしの、『勇気』だけよ」



……あなたって、勇敢なひと。


弱くても、ずるくても。

どんな運命からも逃げずに、だれかのために戦うひとを、

天はきっと、見捨てない。


これまでだって、そうだったでしょ?

だからこれまで、やってこれたの。



結局、長い前置きをして。

戦いに臨むおれに対して、

千夜がほんとうに伝えたいのはまるでシンプルな言葉だった。



「……幸運《こううん》を、祈ってるわ」



「……ありがとよ」



〈5ポイント〉



白い蒸気が体を包み、

覚悟を決めて、おれは叫んだ。



——変身ッ!



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