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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
6.激突、壮絶、マンダラ・バトル!
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6-10



「……『最後』だなんて、とんでもない。あなたは帰ってこなくちゃダメよ」


あなたが死んだらどうやって……。



「わたしは生活してけばいいの? お金《カネ》が入ってこないじゃない!」


……どこまで本心かは知らないが、やれやれ、ヒデぇこと言いやがる。


声の震えを隠そうとして、ちょっと過剰に演技してるが、

まあ、とりあえず「口調だけ」は、いつもの調子に戻ったようだ。


「おれが死んだらビルをやるよ。今まで助けてくれたお礼だ」


どーせ行く当てもねぇんだろ?


好きなだけ、暮らすもよし。

なんなら売っちまってもいいぜ?



千夜《チヨ》はしばらく黙りこみ、そしてぽつりとこう言った。



「奈良部くん、あなたって……ほんとにダメな男よね」



——あなたを好きになる子はみんな、あなたの勝手に振り回される。



気の向くままにひとを助けて、

居場所を与えて受け容れるのに、


自分の大事な部分には、だれひとりとして踏み込ませない。


どれだけみんなが心配しても、

結局、最後は自分勝手。


ひとの気持ちも知らないで、あなたはやりたい放題だもの……。



「おい、それは言い過ぎじゃねぇか……」


言い返しかけてハッとした。


マイクの向こうの暗闇で、

千夜《チヨ》はしくしく泣いていた。



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