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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
6.激突、壮絶、マンダラ・バトル!
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6-8



燃やされてダメになったのは、所詮は追加のオプションパーツ。


彼女は服と「生皮《なまかわ》」を、するすると着替えのように脱いで、

戦闘用に身軽になった。


……頭《アタマ》から、爪の先まで。

そこに美人の面影《おもかげ》はなく、

冷たい金属製の髑髏《ドクロ》がつり上がった目で歯を剥《む》いていた。


「あーあ、怒らせちまったぜ?」

「まどろっこしいのは嫌いだろう?」



「コマリマス……コマリマス……『ガイテキ』ヲ排除《ハイジョ》イタシマス!」


受付嬢は一礼すると、ミョーなダンスで骨《ホネ》をバキバキ組み替え人間《ヒト》の骨格《フォーム》を捨てた。


蜘蛛《クモ》のように、細く広がり。

8本に増えた長い腕には、


武器《ブキ》、火器《カキ》、凶器《キョーキ》、銃器《ジューキ》に鈍器《ドンキ》、

殺人的なアタッチメントがステキに装備されていた。



「めんどクセぇ、相手してやる……」


変身しようとするおれを、右手でサッと制する飛鳥《アスカ》。



「シープマン、ここはわたしに戦《や》らせてくれ」



——Cポイントは温存しよう。



「……手《て》ごわそうだぜ、あの蜘蛛《クモ》女。ほんとにひとりでいけるのか?」


そんな無用な問いかけに、


「わたしも手《て》ごわい女だぞ?」


飛鳥《アスカ》はからりと笑って言った。


「……キミのためなら負けはしないっ!」


首の後ろに手を当てて、パキパキと背骨を剥《は》がすように、

取り出したのはひと振りの「剣」。


振り抜くとかわいい服が裂けて、スレンダーなメタルボディが明かりの下に露《あら》わになった。



「シープマン、先に行ってくれ。彼女を倒してすぐに追いつく」


「……わかったぜ。がんばれよ」



走り出すおれに反応し、受付嬢が銃を放つも、飛鳥《アスカ》の剣がそれを払った。


二体のロボットはお互いに、破壊対象を定めたようだ。



——オ覚悟《カクゴ》ヲ。


——そちらもな。



火ぶたが切って落とされる前に、おれは施設の奥へ走った。




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