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その日はそれで李月麗は帰っていった。テーブルに残った酒と食べ物は手つかずのまま、ボクはソファで眠りについた。朝方、玄関のドアの鍵を開ける音で目が覚めた。
なんだろう。
ドアをそっと開け閉めして、忍び足でこっちに向かって歩いてくる。鍵を持っているってことは敵ではないはずだが……。
ち、近い!
ボクが目を開けると目を閉じた麗ちゃんの顔があった。
「ちょっと、いきなり何すんの?」
「えっ、モーニングチュウだよ」
真っ赤な顔して宋麗が言った。
「そういうサービスは大丈夫だから」
ボクがそう言うと宋麗は真っ赤な顔のまま怒る。
「私のチュウじゃ不満なわけ。周兄、正座!」
ボクは朝っぱらから正座して、小一時間ほど宋麗の説教を受ける。突然、玄関のドアが開き宋清が部屋に入ってきた。
遅いぞ、救世主。
「麗ちゃん、ダメじゃないか。勝手に合鍵持ち出しちゃ」
「そうだよ。モーニングチュウとか問題あるよね」
ボクがそう言うと宋清は首を横に振った。
「モーニングチュウ? 別にそんなことはいいんだけど」
妹のチュウだぞ。
いいのか?




