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革命流星伝  作者: 杉山薫
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 ボクは政府官邸の前にある銅像を見て呆然としている。


『革命の女神 ここに散る 共和国元年十月四日』


その銅像の姿は紛れもなく、宋麗だった。


女竜さんが言っていた忠告はこのことだったのか⋯⋯。

その忠告を無視して、ボクは取返しがつかないことをしてしまった。

ボクはあの時、元の場所に戻るべきだったんだ。

それを⋯⋯。

生前と一緒だ。

やり直すことは何度もできたはず。

そう何度だってやり直せたはずなのに⋯⋯。


そして、ボクの意識は薄れていった。


 肩を揺すられる感覚でボクは目を覚ました。


「初めまして、周恩君」


魏礼総統が目の前にいた。


初めまして?


「ここは?」


「政府官邸の総統執務室よ。今までどこに行っていたの?」


「西方の地に行っていた。城陽はどういう状況になっているんだ?」


「西方か⋯⋯」


ボクの言葉に魏礼総統はため息をつく。


「それは革命の女神の命と釣り合う用事なの?」


魏礼総統の言葉にボクは黙り込む。


「まあいいわ。宋麗様との約束だから⋯⋯。本日をもって共和国総統職を貴殿に譲ることになるわ。貴殿に拒否権はないと思ってほしい。それが革命の女神宋麗の遺言だからね」


「承知した。それで宋麗が死亡するまでの経緯を聞かせてほしいんだが」


ボクの言葉に魏礼総統の瞳は曇る。


「貴殿が失踪した直後、つまり王国暦七十五年九月に共和国軍の戦力を背景にして宋麗様が一方的に王国に対してここ城陽にて独立宣言をして共和国暦を発布したのよ」


「そんなことを⋯⋯。おい、いくらなんでも宋麗にそんなことできるわけないだろ!」


魏礼総統の言葉にボクは声を荒げる。


「貴殿は宋家のネームバリューを理解していないわ。何故、宋清が革命軍を組織できたかわかる?」


魏礼総統の言葉にボクは黙り込む。


そうだった。

宋白だって覇王になったんだ。

元々力のある名家でなければ国を統治できるわけないか⋯⋯。

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