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まるで生前のボクの人生そのものだ。何も考えずに気楽に生きていれば⋯⋯。いや、もういい。済んだことは考えるな。
ボクがそうやって頭を抱えていると宋麗がボクの頭をナデナデしれくる。
「周兄は頑張ったよ。私は周兄が頑張ってたのをずっと見てたよ。だから⋯⋯」
「そうだね。済んだことを悔やんでいても⋯⋯」
ボクは涙をこらえきれずに宋麗に抱きついて泣いた。
アレ?
このシチュエーションが初めてではないような⋯⋯。
しばらくすると、宋清と李月麗が洞窟にやってきて、洞窟内の三体の石像を見て驚愕した。
「ちょっと待ってよ。なんで三人がこんな⋯⋯」
李月麗のボクへの猛抗議にボクたちの間に入った宋麗が両手を大きくかかげて反論する。
「周兄は悪くない! 周兄は絶対悪くない」
アレ?
宋麗とはここ数日の知り合いのはず⋯⋯。さっきのセリフといい、今回のこの行動といい既視感がある。
そんなことがあるのか?
李月麗と宋麗との睨み合いに終止符を打ったのは宋清であった。
「まあ、大きなリスクがあるのは三人もわかっていたはずだから⋯⋯」
「次の周回ではこのことは必ず伝える。それで許してくれ」
「次の周回って何? ちゃんと説明してくれないとわかんないでしょ!」
ボクの言葉に李月麗は苛立つ。それを制したのも宋清。
「頼むよ⋯⋯、シューティングスター」
宋清はそう言って、李月麗を連れて洞窟を出ていった。
あれから数カ月が経過している。ボクは例の宋家の別宅で過ごしている。宋麗も一緒だ。不思議なことに宋清と李月麗とは音信不通となってしまった。宋麗にそのことを訊くといつものことだよと答えるだけで取り合ってくれない。
あんなことがあった後のことだ。
すっごい気になる⋯⋯。




