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革命流星伝  作者: 杉山薫
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20/39

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「おはよう。早速儀式を始めようか」


周老師が洞窟に入ってくるなりそそくさと準備を始める。すると、見知らぬ女の人がボクの前に立つ。


「はじめまして、周慈華と申します。父はあんな感じなのでごめんなさい」


周老師の娘さんか⋯⋯。

ということは、この顔の主のお姉さんってことか。


「じゃ、始めましょう。麗ちゃん、危ないから一緒に外で待っていようね」


ボクはそう言って宋麗の手をとって洞窟の外に出た。どうやらここには李老師と周父娘しか来ていないらしい。でも、三人とも白装束って死地にでも赴くつもりかよ⋯⋯。


「これより復活の儀式を行う⋯⋯⋯⋯。終わるまでは洞窟の中に誰も入れるなよ、シューティングスター」


李老師の言葉にボクは頷く。


魔法陣を囲むようにして三人は座り、聞いたこともないお経を唱え始めた。復活の呪文っていっても覇王はすでに復活しているんだから意味ねえし⋯⋯。


やがて、三人のお経の声がだんだんと大きくなっていく。さて、ボクの出番だ。ボクは右の拳に波動をためる。


『本当にそれでいいのか? 取返しのつかないことになるぞ!』


女竜がボクに問いかける。


宋白の身体を消滅させる以外に他に手はないでしょ。


ボクの言葉に女竜の返事はない。ボクは右の拳にためた波動を魔法陣に集中させ、宋白の身体目掛けて解き放った。


洞窟の天井が砕け散る音が響き渡るのを確認して、ボクは洞窟の中に入って驚愕した。


宋白の身体はほとんど消し飛んでいる。これは予想通りだ。


しかしだ⋯⋯。


魔法陣を囲んだ三人が⋯⋯。


石像となってしまっていた⋯⋯。


ボクは取返しのつかないことをしてしまったことに気づいた。最初から宋白の身体を波動で打ち抜いていればそれで終わりだったものを⋯⋯。変に策を講じたため犠牲を三人増やしてしまった。


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