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革命流星伝  作者: 杉山薫
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なんだろう。

みんな何も言わずに宋麗を洞窟に置いて帰っていった。

まあ、確かにこんなニコニコの女の子をお父さんから引き離して連れて帰るのは辛いと思うけど⋯⋯。

いや、そういう問題じゃない。

ボクも一緒に洞窟に残るのが大問題だ。


そう思いながらボクは宋麗を見る。

宋麗は流星の涙を見ながらご機嫌だ。ボクが見ているのに気付くと宋麗は真っ赤な顔でボクに抱きついてくる。ボクはこういうの免疫ないんだよな⋯⋯。一晩どうしよう。


「へへへ、新婚初夜だね⋯⋯」


宋麗は真っ赤な顔をしてポツリと呟く。


そう言えば宋麗の顔はどちらかというと中国人というより日本人みたいな顔立ちだ。それに⋯⋯。


ボクがそんなことを思っていると宋麗がボクの耳元で囁く。


「でも、私の初恋はひ(・)で(・)く(・)ん(・)だったんだよ」


ああぁ、そうだよね。

テンション下がるなぁ⋯⋯。

初恋なんて歳じゃないもんな。

仕方ない。

でも、ひ(・)で(・)く(・)ん(・)って、ボクの子供の頃の呼び名と一緒なんだけどねえ。


ボクはその気持ちを胸にしまって宋麗の頭をナデナデした。そのうちに宋麗はスヤスヤと寝息をたてて寝てしまった。ボクのこの身体は寝なくても大丈夫なので一晩中、宋白の身体を乗っ取った覇王をどうやって始末しようかと考えていたが、そのうちに朝になってしまった。


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