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革命流星伝  作者: 杉山薫
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そんなやり取りをしていると宋清が血相を変えて戻ってきた。


「李老師、一大事です。月ちゃんからの連絡で父さんが麗ちゃんを連れて加檀の洞窟に向かったそうです」


「それがどうかしたの? ボクの顔の方が一大事だよ」


ボクがそう言うと李老師が首を横に振る。


「宋白は覇王の能力者。我らのサポートなしで覇王の封印を解けば覇王に乗っ取られてしまう。一大事なんじゃ」


うーん、そういうことか。

宋白が不老不死なんじゃなくて覇王が不老不死ってことか。


「じゃあ、やっぱり問題ないよ。前の時間軸でも覇王宋白だったから。そんなことよりこの顔どうにかしてよ」


ボクがそう言うと全員呆れ顔。


「父さんが覇王に乗っ取られるのはいいとしよう。でも、麗ちゃんが……」


このシスコンめ!


「わかったよ。今、行ってくるから、ちょっと待ってろ」


ボクがそう言うと宋清は黙り込む。


『女竜さん、流星の涙に瞬間移動なんてできないっすよね?』


『強く流星の涙を念じろ。ただ、それだけだ』


ふーん、とりあえず流星の涙をイメージ。

ダメだ。

ムシャムシャ食べている麗ちゃんの顔⋯⋯。

頭を撫でられてニコニコの真っ赤な麗ちゃんの顔。

ダメだ!

雑念だらけで流星の涙がイメージできない。


「お父さん返してよ。それは周兄の婚約指輪なんだから」


なんだろう。

幻聴が聞こえる。


「俺様がこんなもの壊してやる」


俺様?

やっぱり幻聴?


ボクが目を開けると目の前には宋白がいた。


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