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彼らが帰ったのを確認するとボクは寝室のドアを開けて入っていった。
「もう帰ったよ。麗ちゃん」
ボクがそう言うと宋麗がクローゼットの中から顔を出す。
「本当に? ん? 周兄、胸のあたりになにか光っているよ」
宋麗はクローゼットから出てきながらボクに言った。
「ああ、この石は流星の涙っていうんだ」
ボクは胸ポケットから流星の涙を取り出して言った。
「ふーん、私これ欲しい」
やっぱり女の子はどこの世界でも綺麗な石が好きなんだね。
「いいよ。ボクが持っていても役に立たないからあげるよ」
ボクはそう言って流星の涙を宋麗に手渡した。
「綺麗……。婚約指輪だね。ヤッタ」
そういう意味じゃないけど。
「麗ちゃん、なにか変わったことない?」
「うーん、なんだかね。なんだろう。うまく説明できないけど周兄の考えていたことが……。やっぱりわかんない」
ボクの問いに宋麗は戸惑う。
ボクの考えていたこと?
そんなこと女竜さんは言っていなかったよな。
『流星の涙は想いを伝える』
ああ、そういうことね。
女竜さん、ありがとう。




