最高のピクニック①
これからピクニックで食べる物を作ることになった。
「ということで〜Everything is ready. well then, let's start cooking!」
急なレナの英語に続いてシャルナが繰り返す。
「えゔりしんぐ〜いず〜れでぃ〜うぇるぜんれっつすた〜とくっきんぐ?」
最後にシャルナが首を傾げて合ってる?と聞くような目でレナを見た。
「ん〜大体あってる!ルイトより賢い!」
しれっと下に見られた…
「誰が下だ!」
「下とは言ってないよ?」
うっ…
「…はいはい…えぶるしんくいえすれぃでーうぇーるぜぜんれっっつすたーてぃんぐくくっきんぎ〜」
たどたどしく言うと…
「うん。不正解☆」
「なんでだよ!」
合ってるだろ!
「説明するのもめんどくさいからさっさと作りましょ〜」
「修正点教えろぉぉぉ!」
「うるさい!冷蔵庫からキャベツ取ってきて」
「雑用かよ…」
冷蔵庫を開けると何やらよくわからん…コレだろ…細長い円柱みたいなヤツ…
「まず、最初に〜パンにバターを薄く塗ります!」
「はいキャベツ」
「それレタス」
「区別はどうやるんだ?同じだろ…」
「丸いヤツ」
「コレか?」
「はぁぁぁぁ〜それは昨日半分に切ったレタス!ちょっとルイトくんは家庭的ではないなぁ〜シャルナちゃ〜ん…キャベツ取ってきて」
「承知!」
「で?何故バターを塗る?」
レナに問うと、
「え?水分を防ぐのよ」
「逆に濡らせばいいだろ」
「それじゃあ腐るし、しなしなになる」
「へ〜」
というか塗りながらよく話せるな
「濡らすのはトーストする時ね〜外はサクッと中はもちっとなるのよ」
「あっそ」
「薄!」
「キャベツはコレで合ってる?」
「うんうん!正解!」
「なんでわかるんだよ…」
「え?簡単でしょ…」
「ムズいだろ…」
「馬鹿?」
「馬鹿じゃない!」
「そこ!喧嘩してないでキャベツ水洗いして!」
「「はいっ!」」
水を出すと…冷てっ
てか洗わなくていいだろ…
今回の話を書いていて一番思ったのはこれ。
なんで異世界人はキャベツとレタスの区別がつかないのか。
いや、分かるよ?
文化の違いとか、食材の形状とか、いろいろあると思うよ?
でもさ……さすがに細長い円柱みたいなやつをキャベツだと思うのは違うだろ。
作者、書きながら吹いた。
そして英語パート。
レナの英語は完璧なのに、シャルナのカタカナ英語は可愛くて、ルイトの英語はもはや別の魔術。
「えぶるしんくいえすれぃでーうぇーるぜぜんれっっつすたーてぃんぐくくっきんぎ〜」
作者「何語???」
レナ「不正解☆」
作者「正解が何か以前に、まず言語を統一してくれ。」
そして料理パート。レナは家庭力高い。シャルナは素直で可愛い。ルイトは……うん、頑張った。洗わなくていいだろ、じゃない。洗え。異世界の常識を現代に持ち込むな。
今回の51話は、
「英語 × 料理 × 異世界人の知識不足」
という三大要素が奇跡的に噛み合って、作者としても書いててめちゃくちゃ楽しかった。
次回はピクニック本番。果たしてサンドウィッチは無事なのか。ルイトはまた何かやらかすのか。レナは怒るのか。シャルナは可愛いのか。(確定)
そんな感じで、明日の最終話!作者なりにぜ〜んぶ!詰め込んだ!ほのぼの、プチ戦闘、犯人捕獲、神々しいお別れシーン、チラ見せ未来像をお送りします!




