最後のピクニック②&レナ無双&お別れ
いつも読んでくださって、本当にありがとうございます!
ついに 「魔術師ルイト&シャルナは現代転移してしまいました?!」 は
この第41話で完結となります。
まず最初にひとつだけ……
今回、めちゃくちゃ長文です!
普段は1000文字前後で収まっていたのに、最終話だけは気づけば 7,857文字。
作者自身が「え、桁バグった?」って二度見したレベルです。
でも、それだけ この物語に詰め込みたいものが多かった ということなんです。
笑えるシーンも、胸が熱くなるシーンも、
そして大切な瞬間も――全部、全部入れました。
ただしご安心を。
ネタバレはしません。
この前書きでは内容に触れず、ただ気持ちだけお伝えします。
最終話を書きながら、
「あ、これで本当に終わるんだな」
と実感した瞬間、少しだけ胸がぎゅっとしました。
でも、ここまで読んでくれた皆さんがいるから、この物語は最後まで走り切れました。
どうか最後まで楽しんでください。
そして、ルイトたちの旅の“終わり”と、レナたちの“未来”を見届けてあげてください。
それでは最終話、いってらっしゃい。
近くの草原に行き、レジャーシートを広げ、弁当箱に詰めたサンドイッチを見ると…性格が解るようなサンドイッチ達…
五つ星シェフが作ったようなサンドイッチがレナ作。
緑黄色野菜が多めで、見た目は悪そうだが、味はそこそこ美味いのがシャルナ作。
スクランブルエッグなど子供が好きそうな具が入っており、形は崩れ気味なのがレイカ作。
そしてそして…レイカより見た目や味が酷いのが…俺作……レナに止められた具材を入れたからだろうか…そんななのに大量生産してしまった…(※食品ロス!!!)まぁ、味はどうにかなr…マッッッズ!なんだこれ?!我ながら酷い…クソォ…
「私のあげようか?」
「いや…大丈夫…」
レナが差し出しながら聞いてくれたのに断る俺。
「wwレナちゃんに止められてたのに入れたからだよwww」
「そうそうw」
レナは、レイカの口を拭きながらシャルナに便乗する。
「お腹が満たせるならなんでもいいだろ」
「www」
「そういえば、2人の将来の夢って何?聞いてなかったなってね」
レナの言葉に考える。
「う〜ん…全ての魔術を習得するとか?」
「シャルナはほぼ叶ってるもんな〜俺はそんなシャルナを超えること…レナは?」
「ん〜私は、看護師かなぁ〜」
「レナなら外科の方が向いてると思うぞ」
「え?」
「手先の器用さ、誰かも分からないのに優しく接するその優しさ、人一倍な集中力や体力、冷静な判断を下せる判断力、大量な知識量、そして精神力と責任感、コミュ力高いところは、一般的な外科医に求められる要素だ。大体の医者はそれをクリアしようと努力しまくる。だが、レナは、既に突破しているから、まだ楽だろう?」
「まぁ、確かに…外科医にはなりたいけれど、分野とか絞らないと…」
「全分野に適する外科医になればいいだろ」
「確かに…でも私じゃ…」
「人を助けるのが好き…と前言ってなかったか?(本編には出てません)」
「…!」
レナの目が見開いた。
「救ってくれてありがとうなんて外科医になれば結構聞けると思うぞ」
「じゃあ外科医かなぁ〜」
そう言ったレナの顔は、何か膜を破ったような…そんな顔だった。
「そうそう」
「じゃあ〜約束しない?」
「は?」
「互いに目標以上を達成する…っていうのはどう?」
「…まぁ、俺は夢を現実にする。レナは、世界が魅了するような外科的知識を身につけ、多くの人を1人でも多く助ける…ってのはどうだ?」
「いいね…じゃあ指切りげんまん嘘ついたらそっちの世界に行ってでもぶん殴るぞ〜!」
「物騒な事が聞こえたが?」
「指切った!」
「置いてくな…」
「じゃあ約束ね」
「あぁ、異世界転移魔術をつくり、出来た暁にはこっちの世界に会いに行くな」
「じゃあ外科医しながら待ってるね〜」
「あぁ」
「やっと見つけた…あ"あ"あ"あ"!!!」
全身真っ黒な服装に刃物を持った男がレナに飛びかかろうとするのをレナは掛け声と共に
「せいやっ!」
魅了するような美しい投げ技でその男を地に投げ落とした。
その男も多少はやるようで刃を持ちながら体制を整える。
「何故私を狙う?」
レナが問うと
「先祖が果たせという復讐のためだ!悪いが死ん…グハッ!」
復讐というワードに反応し、鳩尾を正拳突きで殴った。殴った部分は凹んでいた。
「復讐だかなんだか知らないけれど、私はここで死ぬにはいかない…約束も果たさなければならないし、逆恨み的なので死にたくない。前回はレイカを預けれる人がいなかったからやめたけれど、今回は2人がいるから戦う。殺るならどこからでも来い!滋賀西部充川高等中学校柔道部10段!橋本麗奈が受けて立つ!」
男が刃を向けながら向かっているのにも関わらず、怯えることなく受け流し、またもや隙をついて投げ技をかます。投げ技をした後固め技をし、男を制圧。
その男はよく見ると、レナを刺した犯人だった。
俺が呼んだ警察が来たようで、犯人を回収して行った。
おそらく、その後事情聴取されるだろうが、そろそろだな…
「今度は勝ち取ったり!」
「そんなにレナが強かったとは知らなかったな。最後にいいものを見れた。」
「うんうん。結構強かった!」
「それほどでも〜レイカは無事?」
「無事すぎてかすり傷も無いよ」
「なら良し!」
「もうそろそろだな」
「うん。何となく感じる」
「え?もうお別れ?というか1日経ってなーい!」
そうレナが言った途端、周囲が白い地に変わった。
「これは…空間系統魔術ー白虚結界だね」
「だな…」
「えぇ〜」
「きれー!」
そして、上から神々しい効果音と共に光が差し込む。
その光の中から天使が現れた。
「迎えに来たぞぅ」
「早いわっ!」
「まぁ、よかろう」
「こっちは良くない!」
レナがツッコミまくるが、天使は俺たちを迎えに来たようで手招きしている。
「…レナ。短い間だったけれど、世話になったな」
「…それはいいけれど…もう帰る?」
「レナちゃん。また、多分来るよ」
「本当?」
「多分な…」
「うんうん」
「なぁ、レナ。これやるよ」
そう言って俺は胸元に付けていたブローチをレナの手に握らす。
「え?」
「それはな、願いが叶うと言われる宝石で出来たブローチだ。綺麗だろ?」
「綺麗だけど…大事な物なんじゃ…」
「だからだよ。忘れたとしても、それを取りに行くために転移魔術をつくらなきゃだろ?いつか取りに行くよ」
レナに少し照れながら言ったルイト。
「……そうだね」
「そろそろ時間じゃ」
「じゃあ、レナちゃん。これも持っててね」
そう言って今度はシャルナが四つ葉のクローバーを連想させれるようなペンダントを手渡す。
「え…」
「同じ理由!それは、最後に失踪したお父さんがくれたもの。」
「じゃあダメなんじゃ…」
「私には似合わないから、似合うレナちゃんの方がいいでしょ?要らないならまた取りに来た時に返してくれればいいし〜ほぼお父さんの押し付けだったし…」
「そっか…本当にお別れなんだね…」
「うん…また会おうね」
「うん…」
「じゃあな」
「ばいばい!」
「レイカちゃん…またね!」
「またね!」
「じゃあ…」
「それでは行くぞ」
天使と共に淡く光りながら天に昇る2人に叫ぶレナ。
「またね!」
そして、辺りは白い空間から元の草原になっていた。
レナは2人から受け取った大切なものを握って涙を流していた。
広い家にレイカしかいなかったレナにとっては少しの時間も大切な時間だった。
◇◇◇
数年後…
麗奈は赤大橋病院で働いていた。
外科医として。
麗香は立派な麻酔科医に。
麗奈は、魅了する手捌きで難手術を熟す、世界でも有名な外科医に。
麗奈の実績は、医大首席卒業後、アメリカに4年留学。
麗香は、持ち前の判断力で患者の容態を感じ取り、対処することで有名に。
実績の方は、医大次席卒業。
つまり、この橋本姉妹は家族以外に相棒みたいな関係でもある。
そんな2人の目の前に再びあの2人が舞い降りた。
その舞い降りた2人の左薬指には淡く光る輪がはまり、その手には、小さな少年の手がしっかりと握られていた。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
「魔術師ルイト&シャルナは現代転移してしまいました?!」 は、今回の第41話をもってひとまず完結となりました。
最終話は、気づけば 7,857文字。
普段の7倍という、作者自身もびっくりする長さになりました。
でも、それだけ この物語に詰め込みたいものが多かった ということなんだと思います。
サンドイッチで笑って、
夢を語って胸が熱くなって、
レナ無双でスカッとして、
そして最後は少し切なくて、
そんな“全部”を読者のみんなと共有できたことが、何より嬉しいです。
書きながら、
「このシーンも入れたい!」
「この言葉も残したい!」
と、気づけばどんどん文字数が増えていきました。
そして最後の最後、約束を果たした後、あの2人が“家族”を連れて転移して来る未来を描けたのは、この物語をずっと応援してくれた皆さんのおかげです。
完結って、やっぱり少し寂しいですね。
キャラたちが自分の手から離れていくような、でもどこか誇らしいような、不思議な気持ちです。
でも、物語はここで終わりじゃない。
読んでくれた皆さんの心の中で、続いていきます。
夢小説等も書いてくれて構いません。
その小説もあの子達の一部になりうるかもしれません。
なんなら、作者がこれ良いな!と思った作品に関してはもしかして拾ってネタにする可能性もありますw
そして作者としても、また新しい物語を紡いでいきます。
もちろん、シャイ魔はまだまだ終わる気配ゼロです!もしかして100話突破するかも…
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。
また次の作品で会いましょう!
そして、ルイトたちの未来が、あなたの中で優しく続いていきますように。




