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本当の気持ち

「良くない!いつから?!その考え方捨てよ?」

何か熱い1粒の水滴が頬から落ちた。

いつからだろう...自分がどうでもいいと考え始めたのは……王位継承も関係ない、ただの庶民のような存在。俺が存在する理由なんて……ないだろうなんてな……ただ人のために命を燃やす。

悲しむ人なんか他の人に比べたら少ないだろう。

なら、俺が犠牲になれば皆笑顔になる。

それがいい未来なら、俺は……俺は……そのために生きる。痛みなんて無視。気持ちも無視。ただ、自分が正しいと思う道に進むだけ。正しいと思う道に進むには表情をコントロールしなければいけないだろうとポーカーフェイスを極めていた。

それが役に……やっと役になったと思えば見破られる。まだまだ甘いな。もっと上手くやれるのに……顔色で悟られたか……もしくは…………口調?対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法対処法……

そんなことを考えていた俺はやっと気づいた。

何年ぶりかの熱い水滴が次々と目から溢れている事に。

なんで泣いて……なんで……なんで……なんで……今まで制御できたろ?なん……

つっ立ってる俺の頭を背伸びしながら撫でてくるシャルナ。

本当に本当に……なんでこんなに押し殺してたんだろうな…………身体はとっくに限界を超えてるのに、それに気付かずまだいけるって……俺の生きる意味は?とりあえず王国に帰ること?レナとレイカを助けること?……俺は何を考えてるんだ……関係ない……今まで通り無敵で自己犠牲なんて余裕に……な……

読者のみなさん、今回も読んでくれてありがとう!

そしてお疲れさま!

第30話は、ルイトという人物の“根っこ”が初めて描かれた回でした。

これまでのルイトは、

• 無表情

• 冷静

• 自己犠牲を当然のように受け入れる

• 痛みも感情も押し殺す

そんな“強い人間”として描かれてきた。

でも今回、シャルナの言葉が

その全部を一気に崩した。

「良くない!いつから?! その考え方捨てよ?」

この一言で、ルイトの中に積み上がっていた“無関心の鎧”が割れた。

そして溢れた涙。

何年ぶりかの涙。

自分でも制御できない涙。

理由も分からない涙。

その涙は、

“痛み”でも“恐怖”でもなく、

“やっと誰かに見つけてもらえた”涙なんだと思う。

シャルナが背伸びして頭を撫でるシーンは、ルイトの心の奥にある“子どもの部分”をそっと抱きしめるような優しさがあった。設定年齢が12で良かったとは思ったw

そしてルイトの独白。

• 自分は庶民同然

• 存在理由がない

• 誰も悲しまない

• だから犠牲になっていい

• そのために生きる

• 痛みも気持ちも無視

• 表情も制御

• 無敵でいなきゃいけない

この価値観は、“強さ”じゃなくて“孤独”の結晶だと思うのですが...どう思います?

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