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塩ぶっかけるか

「塩でもぶっかけるか?」

そんな俺の案にレナとシャルナは、ありえないみたいな声を上げる。

「「は?」」

「何言ってんのよルイト」

「可哀想じゃなぁぁぁぁいいい!」

レイカに抱きつきながら首がぶっ飛ぶくらいブンブンと左右に振るレナ。

それ首に悪いぞ?

「正気?ルイト」

「え?冗談しかないだろ?」

「なら良いけど……馬鹿になったかと思った……」

「馬鹿?」

「別に?」

「というかハッカイだったんでしょ?ヤバいって!」

「まぁな」

「まぁなじゃなぁぁぁぁぁぁい!」

いちいちうるさいぞ……鼓膜が破けるだろ…

「というか悪化したか?」

「したでしょ……ルイトのやり方雑だったし」

うっ……それは仕方ないだろ……知らなかったし

「したしたした!」

「じゃあ琵琶湖に塩……」

「それもダメ!」

全部言わせろよ……

「なんでだ?」

「固有種死ぬって!」

「どうでも良くないか?」

「はぁぁぁぁぁぁ...」

真顔で言う俺にレナは呆れた顔で深すぎるため息をついた。なんでだ?

「そういえばシャルナ、ミエルか?」

「まぁね。顔が黒く染まってる女の子が8人いる」

「女子が多かったらしいしな…間引く対象が」

「可哀想〜」

真顔で言うシャルナ。真顔で言うことじゃないだろ……(君もでしょ?)

「というか大丈夫なのか?ミエルってことはミラレルってことだろ?」

「敵対はしてこないよ?」

「お前の魔力量に怯えてそうだが……」

「好きでこんな魔力量になったんじゃないよ?」

「それはそう」

「なんかブツブツ言ってる……」

「なんて?」

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイってさ」

「それヤバくないか?」

「え?」

「それ、危険語句だぞ……」

「嘘……」

みるみる青ざめていくシャルナ。

「殺すとか許さないとかの語句を繰り返し言う霊はヤバいらしいからな」

「どんな感じに?」

「呪殺とかあるらしいぞ」

「え……レイカちゃんヤバくない?」

「依り代造るか?」

「何それ」

「依り代って言ってな。浄化できない……つまり、手に負えない霊を封印する人形みたいなもんだな」

「へ〜」

「レナ、ぬいぐるみとかあるか?」

「あるけど……」

「何体?」

「24体くらい」

「じゃあ16体持ってきてくれ。あと、針と筆、血を入れる容器をな」

「え?わかった」

「早めに頼むぞ……じわじわ来てるからな……」

「え?」

目をレイカに移すと、さっきのアザが拡大し、小さな腹を覆い尽くすレベルになっていた。

読者のみなさん、今回も読んでくれてありがとう!

あと、投稿遅れてすいません!(利き手打ってしまって片手で書いてて……)

第26話は、ルイトの雑さが限界突破した回でした。

冒頭から

「塩でもぶっかけるか?」

という、

“ホラー番組を見た小学生でも言わない案”を出すルイト。

レナとシャルナの

「「は?」」

が完全に読者の声と一致していたと思います。

そして今回のテーマは

「雑に破壊した呪いは雑に返ってくる」

これに尽きる。

レイカのアザが広がっていく描写は、ギャグの中にしっかりホラーが混ざっていて、読者の背筋がちょっと冷えるような絶妙なバランスでした。

さらにシャルナの

「顔が黒く染まってる女の子が8人いる」

という軽いホラー報告も、“シャルナの真顔ホラー”としてシリーズの名物になりつつあります。

そして今回の最大の恐怖は……

「固有種死ぬって!」

「どうでも良くないか?」

ルイトの価値観。呪いより怖い!

最後はレイカのアザが腹全体に広がり、物語は一気に緊迫モードへ。

次回の“依り代編”に向けて、しっかり不穏さを積み上げた回でした。

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