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82 適性属性


 翌日、学院。


 私は今S-1クラスの教室にいる。


 4人に昨日のことをサラッとだけ話してみた。

 とんでもないメンバーでの食事会に、案の定メルとリィクは驚いていた。

 けどまぁいずれ、あなたたちにもわかる時がくるのかもね。


 あの国王の真の姿が。


 さて、今日の朝イチは自主訓練だ。


 ついに魔導書を見ることができるチャンス。

 ヘイード先生が部屋にやってきた。


「ほな、みんな行くで〜」


 どうやら、自主訓練についても学年全体で行うらしい。

 

 何やら大きい場所へと移動し、各クラスが続々と集まってくる。

 

 しばらくして、みんな集まったようだ。

 先生方が前に出てくる。


「ほな、自主訓練の第2回目の授業やな。今日はみんなに適性を知ってもろて、それから魔導書を実際に読んでもらうことになるわ」


 適性をパッと知る方法があるの?


 適性という言葉は、ずっと聞かされていたが実際にそれを検査する手段は知らない。


 すると、周りの学生もざわつき始めた。


「また検査するのか?」

「俺たちもうやってるよな」

「意味ないんじゃ?」

「さぁ? よくわかんねぇけど、兄貴もなぜかやらされる事になるって話してたぜ」

「お前の兄貴、高等学院の2年だろ?」

「あぁ、兄貴達が遅くに実践訓練から帰ってきたら、先生が今年から定期的に検査するって話をしていたらしい」

「だから昨日は検査なかったってことか?」

「あぁ、そうだろうな。昨日俺たちの授業が終わってから決まったらしい」



 ってことは、サリナさんが私のお願いを聞き入れてくれたってことね。


 仕事早すぎるよ……。


 なんなら、私が言った後すぐその手配したってことだよね?

 あんなに仕事してなさそうなのに…。

 サリナさんのキャラが定まらない…。


「ほな、検査始めるで〜」


 1人目の生徒がなにやら水晶玉みたいなものの前に立つ。

 水晶玉、便利すぎない?


 「えっっ!? 適性が増えてるんだけど!?」


 水晶玉の前に立っていた生徒が、驚きの声をあげる。


「そんなことあり得るのか!?」

「いや、そんなわけないだろ!」

「そんなの聞いたことないぞ…!」


 ふふふ。私は驚かぬよ。


 なぜなら、私が君たちを強くしたんだから!!


 ふははは!!!

 


 …カミサマってこんな気持ちなのかな。


 

 次の生徒も属性が増えている。

 その次も、またその次も、もちろん、例外なく全員だ。

 増えたと言っても、2つがほとんどだ。

 ごく稀に3つの人がいる。


 いずれの生徒も、火、土、水、風、癒のどれかに当てはまっている。

 「癒」はきっと、治癒魔法に属性があると言うことだと思う。要は、ヒーラーだ。


 さて、S-2クラスの番だ。


 S-2クラスの5人が測り終える。

 

 うん。 

 どうやら、みんな3属性だ。


 最後に私たち、S-1クラス。

 メルとリィクが測るも、2人とも3属性だ。

 

 次はシーナの番。

 まぁ当たり前だけど、全属性になるね。


 

 ─────そう考えていた。


「なっ!? なんやこの量!? 全属性はともかく、見たことあれへんのも出てきたわ!」


 シーナの属性には


【火属性】 

【土属性】 

【水属性】 

【風属性】  

【雷属性】

【癒属性】

【念動属性】

【空間属性】


 と表記されていた。

 

「ねぇ見て! 8個もある!」


 シーナが喜んでいる。素直でいい子だ。

 もちろん、この場にいるもの全員が驚愕の顔をしている。私とセリを除いてね。


「ねぇリン。この雷はともかく、念動と空間ってやっぱりあれだよね?」

「きっと念は─────」


『────これのことだよ』


 私はシーナとセリに思念伝達した。


 念()ってことは、この思念伝達以外にもサイコキネシス的なことが使えるってことなのかな。

 私も練習してみよう。


「それならわたしも出るね。念動」

「じゃあ空間は、あれのことかしら?」

「そうだと思うよ」

「じゃあわたしも出るじゃん」


 次にセリが水晶玉に魔力を込める。


「カァァァッ!? ほんまにどないなってんねや君ら!」


 セリの適性属性はシーナと全く同じだった。


 まぁ、ある程度予想はついていた。

 2人一緒に鍛えたからね。


 最後、私か。なんか嫌だな……。


 水晶玉に魔力を込める。


 私の適性がたくさん表示される─────



「「「「「「「「…?」」」」」」」」



 ─────はずだった。

 


「うん?」



 水晶玉を見ていた先生達の顔が……


 …青ざめている?


 どうして?




 水晶玉を見る。



 私の属性は、たった一つ。


 こう書かれていた



 ───────【 神属性 】


とりあえず神にしておきました(?)

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