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67 脳筋のじゃれあい

2話投稿の後半です!


 さて、入学式での突然の出来事に無事対処した私たちは、早速クラスへと足を踏み入れる。


 これが、新しい青春の場所…っ!


 だけど、クラスは5人だ。それにそのうち2人は私の隣にいる、あいつらだ。


「いやぁ〜さっきの特任星級魔術師様のスピーチには感動したねぇ〜! プハッ」

「ほ、ほんとに……か、感動した………わよ…ブフッ!」

「こんにゃろ〜っっ! さっきから黙ってりゃいい気になりやがって〜っ!」


 よし。ちょうどいい。実験だ。


 ─────ボフッッ!!


 私は()()セリとシーナを殴り飛ばす。


 2人は壁に激突し、早速隣のクラスとの壁が崩壊した。

 その勢いのまま、再び向こうの側の壁まで衝突し、崩壊した。

 が、2人はきちんと(?)そこで止まっている。


 ごめん。思いのほか壁がもろかった。

 魔術学院の教室の壁だよ? 何しても壊れないと思うじゃん??

 斜め上に力を込めてよかった。無駄にやたらと広い教室だったけど、人に当たってたら危ないところだ。


 一連の光景を見ていた私のクラスの残り2人は驚愕の顔をしている。

 私のせいじゃないよ。壁のせいだよ。


 そして私たちの横のクラスはA-1クラスだ。20人が同じく驚愕の顔をしている。

 その奥がA-2クラス。同じく驚愕している。

 新クラスの教室に入った途端、壁から女の子2人が貫通してきたんだ。無理もない。


 全員が言葉も出ない中、2人の声が聞こえる。


「ちょ、リン! これわたしたちじゃなかったら死んでるって! バカ!!」

「いきなりこんなことしてちゃ、余計友達ができなくなるわよ!!」


 崩れた壁の中から服を叩きながら2人が出てくる。

 うんうん。やっぱこれぐらいじゃかすり傷一つ負わないよね。強くなったもんだ。


 私は以前の特訓中、2人に魔力を用いた身体強化を教えていた。

 魔力を体に感じさせることで、身体能力が飛躍的に上昇するのだ。私がこの世界に転生して間もなく、走る速度を調整するために魔力を調整したことがあったが、それと同じ原理だ。


 そして今、身体強化を常時発動して使いこなせているか実験をしてみたということだ。


 もし奇襲でもされたら困るからね。ないと思うけど。


 2人がA-2クラスに謝りながら、土魔法で壁を修復する。私ももちろん謝っておく。

 修復し切る直前に、どよめきが起こっていたが、修復されたことで音が聞こえなくなった。

 

 うん。よくわからないけど壁ってすごいね。


 次にA-1クラスに謝りつつ、壁を修復する。こちらは、全員固まっているようだ。


 うん。クラスに1人ぐらいは盛り上げ役いたほうがいいよ。


 ……2人が戻ってくる。


「今ので友達42人失ったね」

「間違いないわ」

「だってあんたたち一日中私のこと笑ってくるんだもん! ふん!!」


「あ、あの……わたしは友達になれますか…?」

「じ、自分も………ぜひ……」


 そう言って同じクラスの2人が喋りかけてきた。


「クラスメイトなのに遠慮してどうするのよ。私はリン! よろしくね」

「わたしはシーナよ」

「わたしはセリ! よろしく!」


「私はメルといいます。あの、よろしくお願いします!」

「自分はリィクといいます! よろしくお願いします!」


「敬語はやめてよ。メルとリィクもこいつらみたいにクラス跨ぎたくないでしょ?」

「や、やめて……」

「ご、ごめん……」

「わかってくれりゃあいいのよっ!」


 2人がこちらを変な目で見てくる。


「リンこわいわよ」

「シーナ。そんなこと言ってるとまた服が汚れるわよ」

「っ。だまるわね」

「元はと言えばあんたたちのせいだからね!」

「どうせリンのことだから、身体強化できてるか実験してたんでしょ」

「な、セリ!? なぜそれを!?」

「リンはほんとにバカなのか賢いのかわからないわ。いつも顔に出ているわよ」

「うっ…。シーナもわかっていたのね……」

「当然よ」


 メルとリィクが私たちを呆然と眺めている。


「ごめんね、2人とも。私たち元々友達で、なんかこれだと2人が仲間外れみたいだよね……」

「そ、そんなことはないで……ないよ」

「ごめん。自分で言っておいてなんだけど、無理しないでいいんだよ……あれはあまりにも周りがしつこくて……」

「それなら、たまに敬語が出ちゃうかもしれないけど、それでもいい?」

「もちろん! リィクもね?」

「お、おう! こんな感じか?」

「そうそう! やるじゃない!」


 私がリィクの肩を叩こうとした瞬間、セリが私の腕を掴む。


「バカ! 私たちと同じように肩叩いたら骨が折れるわよ!」

「「 そ、そんなに!? 」」

 

 メルとリィクが引いている。


「ひどい! これでも私乙女なのよ!?」

「ふふっ。こんな感じだから、あなた達も早く慣れてね」

「う、うん!」

「わ、わかったぜ!」


 ようやくクラスメイトの自己紹介がおわった。


 みんなで雑談しながら、先生を待つ。


ご報告。

 おかげさまで、PV2万を突破することができましたっ!

 ただ本当に自分の好きな展開だけを詰め込みまくった自己満物語が、まさかここまで多くの方に読んで頂けるとは思いませんでした。

 もちろん、私の自己満物語……コホンッ。改めまして、リンの異世界物語はまだまだ続きますよっ!


最後に。

 GWを終え、改めて、したいことが自由にできない世の中になってしまったのだと、実感しました。

 この物語が、みなさんの日常を少しでも楽しくできますよう、これからも頑張ってまいりたいと思います!



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