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231 私の情報網

少し日にちが空いてしまいました…すみません…orz


「ということなんですけど」

「はぁ…リンちゃん……」


 リーシャさんがため息をついている。


「これまた危険な作戦を…」

「ま、まぁその方が一番効率的かな?って」

「それにフレア様まで連れて…」

「そ、それはまぁ旅行中に起こったのでね?」


 参ったと言わんばかりの顔をしている。


 リーシャさんには、今回の件と、フレアの身分を明かしてある。

 その方が都合いいからね。

 リーシャさんのことだから、その辺の信頼性は群を抜いている。


「にしても一国の王女様と旅行って…」

「王女様というより、友達ですっ! ね、フレア」

「うん! 友達」


 余計に参った顔になってるよ。

 私が無理矢理言わせてるわけじゃないからね?


「リンちゃんのことだから、実は裏にとんでもないことがあったりして…」

「いや、ないです。本当にさっき言ったとおりで、この子の問題を解決してあげよう、ってだけです」

「信じるわよ?」

「もちっ!」


 リーシャさんが何か一瞬思い詰めたような顔をするが、すぐにこちらを向いた。


「今のところは、ないわ」

「そうですか…」


 さすがのリーシャさんとて、まだ情報は持ってなかったようだ。


「まぁ、我々冒険者ギルドは、街に出入りしたものを管理している門兵のやつらとは、そこまでだからな」

「まぁ、門兵を管理してる領主に直接聞け、ってことですよね」

「それが一番手っ取り早いな」


 うーん。


 それはちょっと困る…


 リーシャさんは信用しているから、こういう話ができるけど、いくら領主とはいえ何でもかんでも正直に信じるというわけにはいかない。


「その反応だと、領主はあまり頼りにならなさそうね」

「どうしても信用が…」

「まぁサリナの旦那とまでなれば、わたしだって信頼できるけど、確かにここの領主も信用はできないわね」

「というと、何か悪い噂が?」

「いや、そういうわけではないんだけどね。どうもこの街は教会の方が強いからね。色々とややこしいのよ」

「たしかに」


 教会が強いこの街では、領主など、もはや眼中にないのかもしれないね。


「ちなみにリーシャさんは教会のトップと知り合いだったり…?」

「ないない。顔すら知らないわよ」

「そのレベルですか…」

「臆病なのか、人前には出てこないのよ。噂では、本当は実在しない人物じゃないのか、と言われているほどよ」

「よっぽど恥ずかしがり屋さんってことなんだね…」


 まぁそれは冗談にしろ、よほど防御が硬いらしい。

 とはいえ、今回の件はそこまでのトップじゃなくても、ぼちぼち偉い人ぐらいで十分だろう。

 そういう点で、ヒルドさんは適任だ。


「魔法師トップであるリンちゃんの頼みとあらば、全力で手伝うしかないなぁ…」

「まぁ、その辺の立場はあまり気にしないで欲しいですね。今回は、あくまで友人としてって感じです」

「うん。わたしも、友達の友達として、お願いします」

「フ、フレア様の頼みとあらば…なおさらに………」


 リーシャさんが、はたまた困ったというような顔をしている。


 こんなこと言ってしまうのは悲しいけど、この世界では人を奴隷として扱ったり、売買したり、そんなことは日常茶飯事。

 もはや暗黙の了解になっていると言っても過言ではない。


 言わば、なんでもアリだ。


 今回たまたまアーニャ達を見かけたから良いものの、同じ境遇にいる人なんて、この世界には数え切れない程にはいるだろう。


 だからこそ、国や立場を行使するほどの行動というのは、もっと慎重に行わなければ、かえって危険になってしまうというのが、この世界の筋ってもんだ。


 リーシャさんには、この間も色々と押し付けちゃった手前だし、あんまり無茶を任せるのもなぁ……という感じだ。

 もし情報を知っていればと思って来たんだけど、情報がないなら、そこまで無理に集めてもらうのは、リーシャさんを危険な目に晒してしまうだけだ。


「アテはまだあるので、全然無理しないでくださいね。もしそこがダメなら、少し…その…」

「こっちとしても、困っている子を見過ごすわけにはいかないわ。無理しない程度にしておくから、期待はしないでね」

「お願いしますっ!」


 リーシャさんには無理をしない程度に協力してもらうとして…


 とりあえず私たちはヒルドさんの元を当たってみようかね。

少しばかり体調が戻ってまいりました!

明日も投稿できると思います:)

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