表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔封石使いと破壊騎士  作者: ハナショウブ
買い物と新たな縁談
36/122

美味しくなったパン

「美味しくなったパン。だそうだ」

「ありがとう」

クロードが隣でパンを買ってくると、2階に戻ってすぐに昼食を始めた。

買ってきてくれたのはクロワッサンと、ひと口大に切り分けられたバゲットだ。

「お金はいらないと言われた」

「試食用に用意してくれていたのね」

「・・・意味が分からないんだが」

クロードは言われるままに買ってきたので、ティアナの説明がわからなかったようだ。

「実はね・・・」

首を傾げる彼に、ティアナは朝開店と同時にやってきたダンの話をした。

「水のせいでパンが美味しくなったと?」

「他の工程は何も変わってなかったらしいから、変えたのは魔封石を入れた水を使ったことだけなのよ」

「それで美味しくなるのか?」

「それを確かめるために買いに行ってもらったの」

ダンだけではなく、パンを買いに来た客たちも言っていたことだ。ティアナはそれを自分の舌で確認してみたかった。

「クロードも隣のパンは食べているでしょう。味の違いがわかるかもしれないわ」

話を聞いただけのクロードは首を傾げていた。半信半疑といったところだろう。

話をしていてもパンの味はわからないので、2人はさっそくパンを口に入れてみた。

「・・・いつもよりしっとりしている気がするわ」

「抜群に美味しくなったという感じではないが、確かに柔らかさがいつもと違うな」

バゲットは硬めのパンのはずなのに、口に入れたパンは思っていたより柔らかくて食べやすかった。クロワッサンもしっとり感が増している気がする。

「確かに、美味しくなったと言えるかも」

ダンの言っていたことは本当だったようだ。

「帰りにお店に寄ってみるわ」

感想を伝えたいし、魔封石も出来上がりそうなので持っていって、ぜひ使ってもらいたい。

「シャイヤとログ様にも買って帰りましょう」

美味しくなったパンを2人は喜んでくれるだろう。

「午後の仕事も頑張らないと」

やらなければいけない仕事に、帰りにパンを買うことを決めたティアナは、午後からの仕事のためにパンを頬張った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ