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なんでもない日常の話
ある日の猫の足跡亭。
「おにーちゃん、動きが変になっちゃった」
「どれどれ貸してごらん」
そう言ってお客さんのお子さまが差し出したのは、先日頼まれてコウヤが代わりに作った、青いライオン型のゾ…組み立て式おもちゃ。
「ふーむ」
パーツを止めているゴムキャップの幾つかを外していき、
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴーっと…直った!」
「おー」
スイッチを入れると元通りしゃかしゃかと動き出した。
「前足の中に入ってる動かす為のパーツがピンから外れやすいんだな」
そういって一件落着したコウヤである。
「おー、お兄ちゃんやっとりますなー」
「どーしたアリシア」
「お兄ちゃんかーうーむ魅惑の響きですなー…」
そう言いながらアリシアは凄くによによしている。
「お・に・い・ち・ゃ・ん!」
「何も出ないぞ」
「おにいちゃん?」
「疑問系にしてもダメだ」
「むー」
「しっかしこの世界にもプラモあるんだなー」
「そーだねー」
「なー」
「んー」
そうして二人はテーブルにだれた。
* * *
オチはない。




