80:メガネ
『で、何があったの?』
現在、ギアナが急いで受け取りに行った物を受け取って、宿に戻っている所だ
箱に入っており、取りに言った物の正体は見えない
けれども、そこまで大きくない事と、取りに行った場所がアクセサリー等を扱う場所だった為、何かしらのアクセサリーなのだろう
『えっとそれを話すのでしたら、昼間からですが…』
『構わない』
『でしたら。えっと…』
そういうと、彼女は話し始めた
想が走り去っていくのをわたくしは眺める
あの子はいつも自由奔放だと感じる
『さて、行こっか!』
アンちゃんがそう話すとアシャもノリノリで歩き始めた
ショッピングとい行為を、周りを気にせず楽しむのは初めて
今までは、スガロかホンディメでのショッピングだったから、周りの目が多かった…
ずっとカメラに追われて、護衛に囲まれて…
プライベートなんて存在しなかった……
だが、今は違う!
服装も変えた、顔も大きな帽子をかぶっているおかげで、あんまり見えない!
とっても過ごしやすいですね!
『ね、ねぇ。ギアナって羽を仕舞えたり…』
『あ……しませんね。すみません、王族な物で…』
『うわぁ、行ったみたい言葉ナンバーワンかも…』
『私も同じく。それに…』
そう言うと、二名は私の服装をまじまじと見てくる
『えっと、その服しかなかった?』
『え?何か変でした?』
嘘…
改めて私の格好を見直してみる
真っ白なボウタイワンピース
火山地域なので袖は短く、反対に丈は長くなっている
そして、歩きにくくないように、腰から下は広がっている
帽子はエドワーディアン・ハットと呼ばれる物だ
麦わら帽子に、花やリボンなどの装飾が施された物
花はフリージアやルドベキア、オルレアやスズラン、アガパンサスなど、様々な花が飾られている
後は、天使にしては大きめな真っ白い羽と、頭上にある輪ぐらいかな…
靴は普段使っている白い襟付きのブーツだし…
特に変なところは無いはずだけど……
『ギアナ。そういうことじゃなくて目立つって事。確かにここは都市だけど、そこまであからさまに貴族のお嬢様みたいな格好している者もいないからね?』
『へ?これがわたくしの一般なんだけど…』
『…まあ、今から変えるのも大変だし問題無いか』
『そうだね!だって…』
二名は目を合わせる
…もしかして、何か企んでいる?
『…もしかして、二名とも何か企んでる?』
『まっさかぁ!』
『そんなことないから、気にしないで』
わたくし、知っています
こういう時は大体何かを企んでいる時だと…
いろいろありつつ、わたくし達はショッピングを続けた
なんやかんや、服を買ったり、ご飯を食べたりと楽しい時間を過ごした
そして、ご飯を食べ終えまたショッピングに戻ろうという時、とあるお店が目に留まった
『お。ようやくギアナも欲しいもの見つけた?』
『あ~。ちょっと目についただけで…』
アクセサリー
そう言えば想ってずっと仮面を付けている
どうやら素顔を隠す為とか言っていたっけ…
でも、流石にあれじゃあ怪しすぎる
顔を隠せて、尚且つ仮面よりかは怪しくないアクセサリー
そう、メガネ
それに………
『ごめん確かに、欲しいかも…』
『本当!』
『それじゃあ行こうか』
そう言う訳で、わたくし達はアクセサリーのお店に入った
『いらっしゃい!』
その瞬間、お姉さんが声を掛けてくる
『何か欲しい物言ってね。絶対に似合う品物をプレゼントすると約束しよう!』
とてもハイテンションなお姉さんだ
『えっと、とある者へのプレゼントが欲しくて…』
『なるほど!まずは何をプレゼントするつもりなんですか?』
『メガネです。視力は悪くないので、フレームだけですが…』
『なるほど…その方の外見や性格を教えてもらっても?』
『えっと、白髪で長さは首ぐらい。目の色は白で、身長は140後半。服装は、黒のシャツに、黒のスカート。上に黒くて短い上着を羽織っていて、丈の方に白のラインが入っている。上着の丈はお腹までかな?手袋を身に着けていて…』
といったように、事細かに彼女の情報を上げた
『わかった。そうだねぇ、彼女が白と黒で固めているのであればどちらかなんだけど…まぁ、黒かな。フレームは細くて、丸メガネで!』
『あ、後もう一個………』
『という訳です』
『なるほど、だから仮面を外してって言ってきた訳ね』
それにあのお姉さん、私の顔見た瞬間ガッツポーズ決めていたし…
『という訳で、どうぞ』
そう言うと、ギアナが話の中で出て来た黒の丸メガネが出て来た
私は直ぐにかけて彼女の方を見る
『どう?』
『似合ってますよ?』
『ふふ、ありがと』
でも、落とす可能性があるのが問題だなぁ……
…そうだ!
私は、左右のフレームに触れ、能力を発動させる
そして、構築を行った
すると、フレームに、黒いチェーンが付く
いわゆるグラスコードという物だ
これで落とすことも無いだろう
後は、顔を隠す為の帽子だな
流石にこれに仮面は駄目だ
今でさえ二度見三度見しそうな見た目だったのに、更におかしな格好になってしまう
という訳で、一番まともで、顔を隠せそうな物は帽子くらい…
ということで、服に合う帽子を能力で作り出さないとなぁ……
と、そんな事を考えながらギアナを宿まで送り届け、私は空間に戻る
辺りの家具を見る感じ、ここは私の部屋だ
この空間も日々進化させている
前回までは出た場所と関係なく、指定の位置に出ていた
だが、今回からは前回この空間から出た場所に帰ってくるという機能を付けた
という訳で、私の部屋に出たのだが…
……既に足の踏み場が無い
あの鉱石をすべて私の部屋に送った
あの時は木箱に溢れる程入っていた
そんな物を中身だけ送ってきたのだ
そりゃあ、そうなるか…
とりあえず片付けよう
幸い、この空間は私の世界
何がどこに何個あって、どう運ぶかを好きなようにできる
という訳で整理の時間だ
と言っても、属性ごとに箱に分けて移動させていけばいいだけだ
仕分けは順調に終わった
それぞれ仕分けされて箱に入り、半分に別れて積み上がっている
その光景を確認しながら、私は椅子に座る
さて、帽子を作るにも何かギミックを入れたい
服には何もない為、流石に仕込みたいが…特に何も思いつかない
いかんせん、能力が能力な為、仕込む必要が無いとも言える
……だが!
ロマンという物はいつ何時も求めてなんぼだろう!
でもなぁ…使わないんだよなぁ……
それに一番の問題は思いつかないし…
…いや、私にも出来ない事があった!
映像記録、出来ない!
映像記録と音声記録を帽子に付ければ……
…そうだ、思い出した
義眼にその機能つけようと思っていたんだ
危ない危ない
あぁ、いいか
もう何も考えずにただデザインだけ考えた帽子作るか
そんなこんなで帽子を作り、また夜の街へ遊びに行くのであった
どうもどうも
何と今回、驚異の2600文字です!
相当短いですが、それもいいかなと思い始めています
無駄に伸ばさなければ、書きたい事がかけて、尚且つ読みやすい
まぁ、話が良ければという前提がありますがね……
ちなみにもう一本、物語でもない何かを作りました
あっちでは、適当に思いついて書きたくなった物を供養しているだけですので、こっちの二倍ぐらい短いです
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました
今後も、‘‘できれば‘‘お付き合いください!
お相手は七月二十九日の私、葉都でした
ということで、ではでは~




